【Power Automate入門】承認エスカレーション|放置された承認を催促して上長に上げる方法|PA45 第18回

Power Automate 45分 第18回 アイキャッチ PA45 各回レポート

📝 この記事は、PA45 第18回でつくったフローをあとから見返せるようにまとめたものです。
当日参加できなかった方も、この記事だけで同じフローが作れます。
画面や仕様は更新が続きます。最新の情報は Microsoft 公式(Microsoft Learn)をご確認ください。

🧭 なぜ毎週やっているのか
2022年から、Power Automate for Desktop とクラウドフローの社内展開に取り組んできました。
そこで接してきたのは、ITが専門ではない人や、自動化にはじめて触れる人がほとんどです。
どこで手が止まるかは、だいたい同じところでした。

PA45を毎週続けているのは、その手前のハードルを下げたいからです。
「これなら自分にもできそう」と思えるところまで持っていければ、使う人の裾野は広がります。

📊 この回のアンケート結果
参加者 49名 / アンケート回答 20件 / 理解できた 95.0% / 役立ちそう 95.0%
第18回のアンケート結果をぜんぶ見る(選択肢の内訳も、自由記述も、いただいたまま公開しています)

承認依頼は、出したあとが問題です。放置されると、そこで業務が止まります。
催促のメールを人が送るのでは、結局その人の負担になります。
第18回では、一定時間で自動的に催促し、それでも動かなければ上長に上げる形を作ります。

PA45 第18回 ハンズオン録画

▶ 当日のハンズオン録画

手元で止めながら進めたい方は、動画とあわせてどうぞ。

この回の録画をYouTubeで見る

この記事で分かること

  • 「依頼」と「待機」を分ける考え方
  • 待っている間に、並列でリマインドを送る方法
  • 承認・却下の結果で分岐し、必要なら上長に上げる方法
  • 止まらない承認フローの組み立て
  • 第18回でつまずきやすいポイント

今日は「催促」まで自動にします。
放置された承認で業務が止まる、という状態をなくす回です。

こんな困りごと、ありませんか

承認は、相手が忙しいと止まりがちです。
まずは、よくある困りごとを次のスライドで確認します。

承認あるある
▲ 依頼したまま放置・催促しづらい、を自動化で解決

仕組みの全体像

このフローの考え方は「依頼して、待っている間に見張る」です。
承認を待ちつつ、時間が経ったら自動で催促します。
次のスライドが全体像です。

仕組みの全体像
▲ 承認を依頼 → 待つ間にリマインド → 結果で分岐

承認アクションとは

承認は、相手にボタン付きの依頼を届けるアクションです。
相手はメールやTeamsから、その場で承認・却下できます。
次のスライドがそのイメージです。

承認アクションって?
▲ ボタン付きの依頼が相手に届き、その場で回答できる

今日のキモ:依頼と待機を「分ける」

この回のポイントは、「承認を依頼する」ことと「結果を待つ」ことを分けることです。
分けておくと、待っている間に別の処理(催促)を並行して動かせます。
次のスライドがその考え方です。

依頼と待機を分ける
▲ 「作成」と「待機」を分けると、待つ間に別の処理を動かせる
「承認の作成」と「承認の完了まで待機」を分けると、待機と並行してリマインドを走らせられます。ここが止まらない承認のカギです。

依頼と待機を分けるのがキモです。
同じアクションにまとめてしまうと、待っている間に催促を出せません。

待ちながら、並列でリマインドする

待機と並行して、一定時間ごとに催促を送ります。
並列の分岐を使い、待ちながら見張ります。
次のスライドがその構成です。

並列でリマインド
▲ 待機の横で、時間が経ったら催促を送る分岐を並行させる

結果で分岐し、必要なら上長へ

承認が返ってきたら、その結果で処理を分けます。
承認なら次工程、却下なら差し戻し、反応が無ければ上長に上げます。
次のスライドがその分岐です。

結果で分岐&上長へ
▲ 承認/却下で分け、動かないときは上長にエスカレーション
1承認を作成して依頼する

承認を作成し、担当者に依頼を送ります。

2待機とリマインドを並列にする

「完了まで待機」と、時間経過で催促する分岐を並列に置きます。

3結果で分岐する

承認・却下の結果を条件で判定し、それぞれの処理につなぎます。

4動かなければ上長に上げる

一定時間反応が無ければ、上長へ再依頼(エスカレーション)します。
テストで各パターンを確認します。

活用事例

「止まらない承認」は、承認を伴うあらゆる業務で効きます。
当日紹介した使いどころが、次のスライドです。

活用事例
▲ 稟議・購買・休暇申請など、承認が絡む業務全般に有効
  • 稟議・購買の承認:放置を催促し、遅れれば上長に上げます
  • 休暇・残業の申請:期限までに承認されるよう自動で促します
  • 書類の回覧:確認が滞ったら次の担当へ回します

使うときの注意

運用で困らないために、押さえておきたい点があります。
次のスライドの内容です。

使うときの注意
▲ 催促の間隔を空けすぎない・上長の宛先を正しく
  • 催促の間隔:短すぎると迷惑、長すぎると意味がありません。
    業務に合う間隔にします
  • エスカレーション先:上長の宛先を正しく設定します。
    間違えると誰にも届きません
  • 結果の判定文字:承認結果は「Approve」「Reject」で返ります。
    日本語で比べると一致しません

リマインドの間隔は、テストのあいだだけ短くしておくとラクです。
1日待って動くかを確かめるのは、さすがに大変でした。

🖥️ 当日のスライド

講座で使ったスライドです。手順を追いながら見返せます。

PA45 第18回 スライド

🖥️ 当日のスライド(全18枚)

ブラウザでそのまま開けます。手順を追いながら見返せます。

スライドを開く

アンケートの回答が20件と、全23回でいちばん多かった回です。
承認まわりで困っている方が多いんだと、数で分かりました。

まとめ

この記事で学んだこと

  • 「承認の作成」と「完了まで待機」を分けると、待つ間に催促できる
  • 待機と並列でリマインドを走らせると、承認が止まらない
  • 結果で分岐し、反応が無ければ上長にエスカレーションする
  • 催促の間隔とエスカレーション先を、業務に合わせて設定する

次回・第19回は「自動化の成果を見える化」です。
作ったフローの効果を、Power BIで見せる方法に進みます。

✅ この45分で、参加者ができるようになったこと

  • 今日のアクションの意味が分かった … 19件(95.0%)
  • フローの流れがイメージできるようになった … 12件(60.0%)
  • 今日のアクションを自分で使えるようになった … 9件(45.0%)
  • PowerAutomateに興味が沸いた … 3件(15.0%)
  • とりあえずPower Automateを触る勇気が出た … 1件(5.0%)

第18回のアンケート20件の複数選択を、そのまま数えたものです。「意味が分かった」で止まったのか、「自分で使える」まで届いたのか。この差が、次の回で何を厚くするかの材料になります。

🔁 PA45は毎週やっています
第1回(2026-03-06)から第23回まで、のべ 939名にご参加いただきました。アンケートは 298件、理解できた 91.0%/役立ちそう 93.3%です。

PA45 は毎週やっています

テーマを1つに絞った45分のオンライン講座です。プログラミング未経験でも、手を動かしながら1つずつ覚えられます。

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当日のハンズオン録画

手元で止めながら進めたい方は、こちらもどうぞ。

▶ この回の録画をYouTubeで見る

※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に学んで試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。

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