【Power Automate入門】基礎固めWeek|4つのアクションを組み合わせて実務フローを作る|PA45 第5回

Power Automate 45分 第5回 アイキャッチ PA45 各回レポート

📝 この記事は、PA45 第5回でつくったフローをあとから見返せるようにまとめたものです。
当日参加できなかった方も、この記事だけで同じフローが作れます。
画面や仕様は更新が続きます。最新の情報は Microsoft 公式(Microsoft Learn)をご確認ください。

📊 この回のアンケート結果
参加者 38名 / アンケート回答 15件 / 理解できた 85.0% / 役立ちそう 96.7%
第5回のアンケート結果をぜんぶ見る(選択肢の内訳も、自由記述も、いただいたまま公開しています)

🧭 なぜ毎週やっているのか
2022年から、Power Automate for Desktop とクラウドフローの社内展開に取り組んできました。
そこで接してきたのは、ITが専門ではない人や、自動化にはじめて触れる人がほとんどです。
どこで手が止まるかは、だいたい同じところでした。

PA45を毎週続けているのは、その手前のハードルを下げたいからです。
「これなら自分にもできそう」と思えるところまで持っていければ、使う人の裾野は広がります。

アクションを1つずつ覚えても、業務は自動化できません。
実際のフローは、いくつかを組み合わせて初めて形になります。
第5回は総復習です。変数・Excel取得・条件・くり返しを1本につないで、未対応の件数を数えます。

PA45 第5回 ハンズオン録画

▶ 当日のハンズオン録画

手元で止めながら進めたい方は、動画とあわせてどうぞ。

この回の録画をYouTubeで見る

この記事で分かること

  • これまでの4アクション(初期化・Excel取得・条件・繰り返し)のつなげ方
  • Excelで「未対応」のデータをチェックする実務フローの作り方
  • 部品を組み合わせるときの考え方
  • 第5回でつまずきやすいポイント

今日は新しいアクションを覚えません。
これまでの4つをつないで、1本の実務フローに仕上げます。

今回のテーマ:4つのアクションを1本につなぐ

第5回で作るのは、Excelの表を読み、「未対応」の行だけを見つけて通知する実務フローです。
これまで別々に学んだ「変数の初期化」「Excelの取得」「条件分岐」「繰り返し」を、順番につないで1本にします。
まずは次のスライドで全体像を確認します。

当日のテーマ:Excel未対応データをチェックする実務フロー
▲ 4つの部品をつないで、未対応の行だけを通知する

今日のゴール(やること)

今日やることを3つに絞って確認します。
次のスライドが当日のゴールです。

今日やること(3つだけ)
▲ 表を読む → 未対応を判定 → まとめて通知

フローの前半:変数の初期化と Excel の取得

PA45 第5回 フロー全体(上半分)
1変数を初期化して、Excelの行を一覧で取得するところまで

フローは前半と後半に分けて考えると組みやすくなります。
前半は「準備」で、通知をためる変数を初期化し、Excelから行の一覧を取得します。
次のスライドが前半部分です。

フロー前半:変数の初期化と Excel取得
▲ 通知用の変数を用意し、Excelの全行を取得する
1通知用の変数を初期化する

文字列の変数(例:Message)を空で初期化します。
ここに未対応の行を書きためていきます。

2Excelの行を取得する

「表内に存在する行を一覧表示」で、対象の表から全行を取得します。
この一覧を、このあと繰り返しで1件ずつ見ていきます。

前半で「入れ物(変数)」と「材料(Excelの行)」をそろえておくと、後半の「判定して通知」がすっきり組めます。

フローの後半:条件で判定して繰り返す

PA45 第5回 フロー全体(下半分)
2条件で「未対応」を拾って、件数を増やし、最後に通知する

後半は、取得した行を1件ずつ見て、「未対応」の行だけを変数にためていきます。
ここで第3回の条件分岐と第4回の繰り返しを使います。

3Apply to each で1行ずつ見る

取得した行の一覧を「Apply to each」に渡し、1件ずつ処理します。

4条件で「未対応」だけを拾って通知する

繰り返しの中に条件を置き、ステータス列が「未対応」の行だけを変数に追記します。
最後に、たまった内容をTeamsやメールでまとめてN通知します。

変数はフロー全体で使えるメモ帳です。
ループの中で足した値が、ループを抜けたあとにも残る。ここが組み合わせの肝です。

今日のポイント3つ

PA45 第5回 条件アクションの設定
3列の値と文字列を比べる。ここが集計の入口になる

部品を組み合わせるときに大事なところを、次のスライドの3点にまとめています。

今日のポイント 3つ
▲ 前半後半で分ける・変数にためる・最後にまとめて通知
  • 前半と後半で分けて考える:準備(変数・取得)と、判定(条件・繰り返し)を分けると組みやすい
  • 結果は変数にためる:繰り返しの中で1件ずつ通知せず、変数にためて最後にまとめます
  • 少ない行数で試す:まずは数行で動きを確かめ、それから全件に広げます

確認ポイント

PA45 第5回 変数の値を増やす の設定
4ループの中で数えるので、変数は整数で作っておく
  • 繰り返しの中で毎回通知してしまう:行の数だけ通知が飛びます。
    変数にためて最後に1回にします
  • 条件の型がズレる:ステータスの文字列は、表記ゆれ(全角・半角・空白)に注意します
  • 変数の初期化を忘れる:ためる先の変数は、繰り返しの前に初期化しておきます

組み合わせフローは、こんなところで使う

「読む→判定する→まとめて通知する」の形は、実務のいろいろな場面に応用できます。
当日紹介した使いどころが、次のスライドの内容です。

4つのアクション組み合わせ|実務で使える自動化
▲ 未対応の抽出・期限切れの一覧化・条件に合う行の集計
  • 未対応・未提出の抽出:一覧から該当する行だけを拾って、担当者に通知します
  • 期限切れの一覧化:日付を条件に判定し、過ぎているものをまとめて知らせます
  • 条件に合う行の集計:条件に合う件数を数えて、日次のレポートにします

いきなり全部つながず、1アクション足すごとにテスト実行。
遠回りに見えて、これがいちばん速いです。

🖥️ 当日のスライド

講座で使ったスライドです。手順を追いながら見返せます。

PA45 第5回 スライド

🖥️ 当日のスライド(全13枚)

当日つかったPowerPointです。ダウンロードして手元で見返せます。

スライドをダウンロード

理解度が85.0%と、それまでで一番下がった回でした。
部品を知っていることと、つないで動かせることは別なんだと、数字で見せられた回です。以降は組み合わせの回の前に、必ず全体像を出すようにしました。

まとめ

第5回の内容を最後に振り返ります。

この記事で学んだこと

  • 基礎固めWeekは、これまでの4アクションを1本につなぐ回
  • フローは「前半(準備)」と「後半(判定)」に分けると組みやすい
  • 繰り返しの結果は変数にため、最後にまとめて通知する
  • まずは少ない行数で試してから、全件に広げる

次回・第6回は「Forms × Compose × Teams」です。
フォームの回答を受け取り、文章を組み立ててTeamsに通知する流れに進みます。

✅ この45分で、参加者ができるようになったこと

  • 今日のアクションの意味が分かった … 9件(60.0%)
  • フローの流れがイメージできるようになった … 9件(60.0%)
  • 今日のアクションを自分で使えるようになった … 5件(33.3%)
  • とりあえずPower Automateを触る勇気が出た … 3件(20.0%)
  • PowerAutomateに興味が沸いた … 2件(13.3%)
  • その他 … 1件(6.7%)

第5回のアンケート15件の複数選択を、そのまま数えたものです。「意味が分かった」で止まったのか、「自分で使える」まで届いたのか。この差が、次の回で何を厚くするかの材料になります。

🔁 PA45は毎週やっています
第1回(2026-03-06)から第23回まで、のべ 939名にご参加いただきました。アンケートは 298件、理解できた 91.0%/役立ちそう 93.3%です。

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当日のハンズオン録画

手元で止めながら進めたい方は、こちらもどうぞ。

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※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に学んで試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。

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