【Power Automate入門】JSONの読み方|[ ]と{ }の違いと式での値の取り出し方|PA45 第14回

Power Automate 45分 第14回 アイキャッチ PA45 各回レポート

📝 この記事は、PA45 第14回でつくったフローをあとから見返せるようにまとめたものです。
当日参加できなかった方も、この記事だけで同じフローが作れます。
画面や仕様は更新が続きます。最新の情報は Microsoft 公式(Microsoft Learn)をご確認ください。

🧭 なぜ毎週やっているのか
2022年から、Power Automate for Desktop とクラウドフローの社内展開に取り組んできました。
そこで接してきたのは、ITが専門ではない人や、自動化にはじめて触れる人がほとんどです。
どこで手が止まるかは、だいたい同じところでした。

PA45を毎週続けているのは、その手前のハードルを下げたいからです。
「これなら自分にもできそう」と思えるところまで持っていければ、使う人の裾野は広がります。

📊 この回のアンケート結果
参加者 48名 / アンケート回答 13件 / 理解できた 92.3% / 役立ちそう 96.2%
第14回のアンケート結果をぜんぶ見る(選択肢の内訳も、自由記述も、いただいたまま公開しています)

実行履歴を開くと、記号だらけの文字列が出てきます。これがJSONです。
見た瞬間に閉じたくなりますが、読む場所は決まっていて、覚える記号は2つだけです。
第14回では、[ ] と { } の違いから始めて、実行履歴の中身を自分で読めるようにします。

PA45 第14回 ハンズオン録画

▶ 当日のハンズオン録画

手元で止めながら進めたい方は、動画とあわせてどうぞ。

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この記事で分かること

  • JSONとは何か(記号は [ ] と { } の2つだけ)
  • 配列とオブジェクトの違いを身近なたとえで
  • 入れ子(ネスト)の読み方
  • 実行履歴のJSONから、ほしい値を取り出す方法
  • 第14回でつまずきやすいポイント

今日は実行履歴の「謎の文字列」を読めるようにします。
扱う記号は [ ] と { } の2つだけに絞りました。

JSONって何?

JSONは、データを整理して並べるための書き方です。
フローの中では、トリガーやアクションの出力がこの形で流れています。
むずかしそうに見えますが、覚える記号は2つだけです。
まず全体像を次のスライドで確認します。

JSONって何?
▲ データを整理して並べる書き方。お弁当箱におかずが並ぶイメージ

覚える記号は [ ] と { } の2つだけ

JSONで使う記号は、角かっこ [ ] と 波かっこ { } の2種類です。
この違いさえ分かれば、あとは読めます。
次のスライドがその違いです。

[ ] と { } の違い
▲ [ ]=配列(順番に並ぶ)/{ }=オブジェクト(名前つきの値)
  • [ ](配列):同じ種類のものが順番に並んだ一覧です
  • { }(オブジェクト):「名前:値」の組がまとまったものです
配列を身近なモノで
▲ 配列=棚・引き出し・お弁当箱。順番に仕切られている

入れ子(ネスト)の読み方

JSONは、箱の中に箱が入る「入れ子」になることがあります。
お弁当箱の中に小分けの容器が入るイメージです。
次のスライドで、その読み方を確認します。

ネストの読み方
▲ 外側から内側へ、名前をたどって目的の値にたどり着く
読み方のコツは「外側から順に名前をたどる」ことです。body の中の value の中の title、というように上から降りていきます。

実行履歴で実物を読む

考え方が分かったら、実物を見てみます。
実行履歴の出力を開くと、本物のJSONが見られます。
次のスライドがその例です。

実行履歴で実物を読む
▲ アクションの出力を開くと、本物のJSONが確認できる

[ ] は並んでいるもの、{ } は名前つきの箱。
この2つが分かれば、あとは入れ子をたどるだけです。

ハンズオン:JSONを読む

ここからは実際に手を動かします。
簡単なフローを作り、出てきたJSONを読み、最後に式で値を取り出します。

ハンズオン① 簡単なフローを作る
▲ まずは出力が出る最小のフローを用意する
1簡単なフローを作って実行する

出力が出る最小のフローを作り、テスト実行して実行履歴を用意します。

ハンズオン② 出てきたJSONを読む
▲ [ ]と{ }に注目して、値の位置を読む
2出力のJSONを読む

実行履歴で出力を開き、[ ] と { } に注目して、ほしい値がどこにあるかを読みます。

ハンズオン③ 式で値を取り出す
▲ 動的コンテンツに無い値も、式でピンポイントに取り出せる
3式で値を取り出す

動的コンテンツの一覧に出てこない値は、式で直接指定して取り出します。
名前を [ ] でつないで指定します。

body(‘アクション名’)?[‘value’]?[0]?[‘title’]

読めると、何が嬉しいのか

JSONが読めると、動的コンテンツに出てこない値も自分で取り出せるようになります。
フローの自由度が大きく広がります。

活用と、よくある確認ポイント

JSONが読めると、扱えるデータの幅が広がります。
当日紹介した活用例とつまずきが、次のスライドの内容です。

活用事例とよくあるつまづき
▲ APIやWebhookの値を扱える/かっこの対応に注意
  • 活用:外部データ:APIやWebhookの応答から、必要な値を取り出せます
  • 活用:一覧の一部:配列の何番目、という指定で特定の項目を取れます
  • つまずき:かっこの対応:[ ] と { } の対応がずれると、値の位置を読み違えます
  • つまずき:番号は0から:配列の1件目は [0] です。
    1ではありません

いきなり式で取り出そうとすると、たいてい遠回りになります。
私は先に実行履歴で実物を眺めるようにしました。構造が見えてからのほうが、式は早く書けます。

🖥️ 当日のスライド

講座で使ったスライドです。手順を追いながら見返せます。

PA45 第14回 スライド

🖥️ 当日のスライド(全17枚)

ブラウザでそのまま開けます。手順を追いながら見返せます。

スライドを開く

「JSONへの抵抗が少なくなった」という声が届きました。
苦手意識が消えるところに立ち会えるのが、この講座をやっていていちばん嬉しい瞬間です。

まとめ

この記事で学んだこと

  • JSONで覚える記号は [ ](配列)と { }(オブジェクト)の2つ
  • 配列は順番に並ぶ一覧、オブジェクトは「名前:値」の組
  • 入れ子は、外側から名前をたどって読む
  • 動的コンテンツに無い値は、式で直接取り出せる

次回・第15回は「共有フォルダ監視 → 自動メール通知」です。
読めるようになったJSONの知識も活かしながら、実務フローを作ります。

✅ この45分で、参加者ができるようになったこと

  • 今日のアクションの意味が分かった … 12件(92.3%)
  • 今日のアクションを自分で使えるようになった … 6件(46.2%)
  • フローの流れがイメージできるようになった … 4件(30.8%)
  • PowerAutomateに興味が沸いた … 1件(7.7%)

第14回のアンケート13件の複数選択を、そのまま数えたものです。「意味が分かった」で止まったのか、「自分で使える」まで届いたのか。この差が、次の回で何を厚くするかの材料になります。

🔁 PA45は毎週やっています
第1回(2026-03-06)から第23回まで、のべ 939名にご参加いただきました。アンケートは 298件、理解できた 91.0%/役立ちそう 93.3%です。

PA45 は毎週やっています

テーマを1つに絞った45分のオンライン講座です。プログラミング未経験でも、手を動かしながら1つずつ覚えられます。

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当日のハンズオン録画

手元で止めながら進めたい方は、こちらもどうぞ。

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※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に学んで試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。

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