📝 この記事は、PA45 第10回でつくったフローをあとから見返せるようにまとめたものです。
当日参加できなかった方も、この記事だけで同じフローが作れます。
画面や仕様は更新が続きます。最新の情報は Microsoft 公式(Microsoft Learn)をご確認ください。
2022年から、Power Automate for Desktop とクラウドフローの社内展開に取り組んできました。
そこで接してきたのは、ITが専門ではない人や、自動化にはじめて触れる人がほとんどです。
どこで手が止まるかは、だいたい同じところでした。PA45を毎週続けているのは、その手前のハードルを下げたいからです。
「これなら自分にもできそう」と思えるところまで持っていければ、使う人の裾野は広がります。
参加者 28名 / アンケート回答 8件 / 理解できた 90.6% / 役立ちそう 100.0%
第10回のアンケート結果をぜんぶ見る(選択肢の内訳も、自由記述も、いただいたまま公開しています)
ここまでの9回で、トリガー・変数・条件・承認と、部品はひととおりそろいました。
ただ、部品を単体で知っていることと、業務が回る1本にまとめられることは別です。
第10回は新しい機能を覚える回ではありません。これまでの部品をつないで、経費申請の受付から承認・記録・通知までを1本にします。
この記事で分かること
- これまでの部品を1本につなぐ考え方
- 経費申請フロー(申請→承認→記録→通知)の全体像
- どの回で学んだ機能を、どこで使うか
- 総復習でつまずきやすいポイント

ではこれまで紹介したアクションを1本につなげて経費申請フローを45分でサクッとつくっていきましょう!
今回のテーマ:経費申請を1本のフローで自動化
経費申請は、申請・承認・記録・通知という複数の作業が続く業務です。
これをPower Automate で1本につなぎます。
まずは全体の流れを図で確認します。
今日作るフローの全体像(実際の画面)

実際のフローは、前半と後半に分かれます。
前半は申請の受け取りと承認、後半は結果による記録と通知です。
次の2枚が当日作ったフローです。

後半は、承認の結果によって処理を分けます。
承認されたらSharePointに記録して申請者に連絡し、却下されたら差し戻しの連絡をします。


Formsの新しい応答が送信されるときのトリガーと、
応答の詳細を取得するアクションはセットで使用することが多いです
使う部品は、これまでの総復習

このフローは、第1回からの積み重ねでできています。
どの回の機能をどこで使うかを整理すると、全体が見通せます。
- 変数の初期化・設定(第1・2回):通知文をためる入れ物を用意します
- 条件分岐(第3回):承認されたかどうかで処理を分けます
- 繰り返し(第4回):複数明細があるときに1件ずつ処理します
- Forms→記録→通知(第6・7回):申請の受け取りと記録、通知を担います
- 承認(Approvals)(第8回):上長の承認をフローに組み込みます
ハンズオンの流れ

申請フォーム(申請者・金額・内容など)を用意し、トリガーに設定します。
「開始して承認を待機」で、申請内容を上長に送ります。
条件で結果を判定し、承認なら記録・連絡、却下なら差し戻しの連絡に分けます。
承認された申請をSharePointリストに記録し、申請者と経理担当に結果を通知します。
確認ポイント

- いきなり全部を作ろうとする:前半(申請・承認)と後半(記録・通知)に分けて、順に組みます
- 承認結果の判定を間違える:結果は「Approve」「Reject」で返ります。
日本語で比べると一致しません - 必須列や宛先の抜け:SharePointの必須列と、通知の宛先は最後に必ず確認します

フローは少しづつテストして確実に動くことを確認しながら作っていくのがポイントです。
この総復習フローは、こんなところで使う
- 経費・立替の申請:申請から承認、記録、通知までを一気通貫にします
- 各種の社内申請:休暇・購買・稟議など、承認を伴う申請に応用できます
- 受付台帳の自動化:申請内容を台帳に残し、担当へ自動連絡します
🖥️ 当日のスライド
講座で使ったスライドです。手順を追いながら見返せます。
まとめ
この記事で学んだこと
- 第10回は、これまでの部品を1本につなぐ総復習の回
- 経費申請は「申請→承認→記録→通知」の流れで組む
- フローは前半(申請・承認)と後半(記録・通知)に分けると作りやすい
- 各機能が第1〜9回のどこで学んだものかを意識すると見通せる
次回・第11回は「失敗しないフロー設計|実行履歴の読み方」です。
作ったフローを安定して運用するための見方に進みます。
✅ この45分で、参加者ができるようになったこと
- フローの流れがイメージできるようになった … 7件(87.5%)
- 今日のアクションの意味が分かった … 5件(62.5%)
- 今日のアクションを自分で使えるようになった … 4件(50.0%)
- PowerAutomateに興味が沸いた … 1件(12.5%)
- とりあえずPower Automateを触る勇気が出た … 1件(12.5%)
第10回のアンケート8件の複数選択を、そのまま数えたものです。「意味が分かった」で止まったのか、「自分で使える」まで届いたのか。この差が、次の回で何を厚くするかの材料になります。
第1回(2026-03-06)から第23回まで、のべ 939名にご参加いただきました。アンケートは 298件、理解できた 91.0%/役立ちそう 93.3%です。
※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に学んで試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。



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