PA45 第1回のテーマは「変数の初期化(Initialize variable)」です。
Power Automate をこれから始める人が、最初に出会うアクションになります。
この記事は、当日参加できなかった人でも同じ手順をたどれるように、スライドを交えて整理したものです。
この記事で分かること
- 「変数」とは何か(プログラミング未経験でも分かる説明)
- Power Automate で最初に「初期化」する理由
- 「変数を初期化する」アクションの3つの設定(名前・種類・値)
- 最小のフローを作る4ステップ
- つまずきやすいポイントと、その確認のしかた
ハンズオンの様子は動画でも公開しています。
手元で止めながら進めたい人はこちらもどうぞ。
PA45とは
本題に入る前に、この勉強会そのものを簡単に紹介します。
第1回は、そもそもPA45がどんな場かを説明するところから始めました。
はじめて参加する人にも雰囲気が伝わるように、当日の1枚目のスライドを載せておきます。
PA45(Power Automate 45)は、45分でPower Automate をひとつだけ深掘りするオンライン勉強会です。
毎回テーマを1つに絞り、ハンズオン形式で手を動かしながら進めます。
対象は「プログラミング経験ゼロ」「Power Automate をまったく触ったことがない」という人です。

そもそも「変数」とは何か
第1回のテーマ「変数の初期化」を理解するには、まず「変数」そのものを知っておく必要があります。
プログラミングの用語だと身構えてしまいがちですが、中身はとても単純です。
当日は、次のスライドを使って身近なたとえで説明しました。
変数とは、データを一時的に入れておく「名前つきの箱」のことです。
数値や文字列などをこの箱に入れておき、あとのステップで取り出したり、書き換えたりできます。
たとえば「Count」という名前の箱に数を入れておけば、処理のたびに1ずつ増やす、といった使い方ができます。

なぜ最初に「初期化する」のか
Power Automate では、変数は使う前に必ず1回「初期化」します。
初期化とは、箱に「名前」「種類」「最初の値」を決めてあげる作業です。
この一手をやっておかないと、あとのステップでその変数を呼び出せません。
多くのフローが「変数を初期化する」から始まるのは、このためです。
「変数を初期化する」アクションの中身
このアクションで設定するのは、次の3つだけです。
▲ 設定するのは「名前・種類・値」の3つだけ
- 名前:箱につける名前。
あとのステップで呼び出すときの目印になります(例:Count) - 種類:箱に入れるデータの型。
整数・文字列・ブール・配列・オブジェクトなどから選びます - 値:最初に入れておく値。
空のままでも構いません(例:0)
今日作るフローの完成形
設定項目を理解したら、手を動かす前にゴールの形を見ておきます。
最初から複雑なフローを作ると、どこでつまずいたのか分からなくなります。
第1回はあえて最小構成にとどめ、次のスライドの形を目指します。
作るのは、変数を1つ初期化して、その中身を確認するだけのフローです。
まずは「初期化して、値が入っているのを見る」ところまでを、確実にできるようにします。

ハンズオン:4ステップで作る
ここからは実際の作成手順です。
ゴールが決まったので、あとは順番に画面を操作していくだけです。
下のスライドが全体の流れで、このあと1ステップずつ詳しく見ていきます。

make.powerautomate.com に会社アカウントでサインインし、「インスタント クラウド フロー」を新規作成します。
トリガーは「手動でフローをトリガーします」を選びます。
+(新しいステップ)から、アクション検索に「変数を初期化」と入力し、「変数を初期化する」を選びます。
名前に Count、種類に「整数」、値に 0 を入れます。
これで「Countという整数の箱を、0で用意する」という意味になります。
右上の「テスト」→「手動」で実行します。
実行後、アクションを開いて、Countに0が入っていれば成功です。
つまずきやすいポイント
手順どおりに進めても、はじめてのうちは同じところで手が止まりがちです。
第1回でよく出た引っかかりを、先に知っておくと安心です。
まずは代表的なミスを、次のスライドにまとめました。

- 種類を間違える:数を数えたいのに文字列で作ると、あとで計算できません。
用途に合う種類を選びます - 初期化を入れ忘れる:初期化していない変数はあとのステップで選べません。
まず初期化から始めます - 同じ名前を2回初期化する:同名の変数は1フローに1つだけです。
増やしたいときは初期化ではなく、別のアクションを使います
それでもフローが動かないときは、あわてず順番に見直します。
次のスライドのチェックポイントを上から確認すると、原因の切り分けができます。

変数は、こんなところで使う
最小のフローができたら、最後に「この先どこで役立つのか」を見ておきます。
変数の初期化は単体だと地味ですが、実務のフローではほぼ必ず登場します。
当日紹介した代表的な使いどころが、次のスライドの3つです。

- 件数を数える:整数の変数を用意し、繰り返しのたびに1ずつ増やして処理件数を数えます
- メッセージを組み立てる:文字列の変数に文章を継ぎ足して、通知やメールの本文を作ります
- 一覧をためる:配列の変数に項目を追加していき、まとめて次の処理へ渡します
まとめ
第1回の内容を、最後に1枚のスライドで振り返ります。
細かい操作は忘れても、次のスライドの3点だけ押さえておけば十分です。

この記事で学んだこと
- 変数は、データを一時的に入れておく「名前つきの箱」
- Power Automate では、変数は使う前に1回「初期化」する
- 初期化で決めるのは「名前・種類・値」の3つ
- 種類はあとから変えられないので、用途に合わせて先に決める
次回・第2回は「変数を操作しよう(Set variable)」です。
今回作った箱の中身を、あとから書き換える方法に進みます。
PA45は毎週、テーマを1つに絞った45分のオンライン勉強会です。
プログラミング未経験の方でも、手を動かしながらPower Automateを1つずつ覚えられます。
📅 次回(第23回・2026年8月15日(土)20:15〜21:00)のPA45をチェックするPA45ってどんな勉強会?
第1回のハンズオンは、YouTubeにアーカイブがあります。
記事とあわせて、実際の画面操作を動画で確認してください。
※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に学んで試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。


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