こんにちは、Haru です。
PA45 第3回「条件分岐を使おう」を開催しました。
今回は Condition(条件分岐) について、45分でハンズオン形式で学びました。「もし〜なら」という日本語感覚で、Power Automate のフローに分岐処理を追加する方法を体験していただきました。
- 第3回 スライド資料
- Slide 1:PA45とは
- Slide 2:ご参加にあたってのお願い
- Slide 3:講師紹介
- Slide 4:Power Automateって何?
- Slide 5:第3回テーマ「条件分岐を使おう」
- Slide 6:PA45の学習フロー
- Slide 7:今日やること(アジェンダ)
- Slide 8:条件分岐とは?概念とよく使う演算子
- Slide 9:今日の完成図(フロー構成)
- Slide 10:うまくいかない時のチェックポイント(事前共有)
- Slide 11:10分ハンズオン(4つのステップ)
- Slide 12:うまくいかない時のチェックポイント(詳細)
- Slide 13:今日の学び(まとめ)
- Slide 14:条件分岐の活用事例
- Slide 15:次回予告
- Slide 16:アンケートのお願い
- 参加してくださった方へ
第3回 スライド資料
当日使用したスライドを全枚掲載します。各スライドの前に解説を添えています。
Slide 1:PA45とは
PA45(Power Automate 45)は、「忙しい人のための45分ハンズオン」です。
長時間の研修は必要ありません。毎回テーマを1つに絞り、「1粒だけ」確実に身につけることにこだわったコンセプトの勉強会です。
座学だけでなく、その場で実際に手を動かして「使える」技術を習得します。ゼロから一緒に作ることで、自動化の仕組みを自然に理解できます。
Power Automate 未経験・知識ゼロでも大丈夫。プログラミング経験がなくても問題ありません。

Slide 2:ご参加にあたってのお願い
勉強会を楽しく・気持ちよく進めるために、毎回はじめにルールを確認しています。
PA45 で特に大切にしているのは「安心して参加できる場」を作ることです。チャットは気軽にどうぞ。「できました!」の声や小さな質問も大歓迎です。難しい専門用語は使いません。置いてけぼりにならないよう、ゆっくり進行しています。
講座は録画して後日 YouTube 公開予定ですが、映るのは講師画面だけです。参加者の音声・映像・チャットは一切公開されませんので安心してご参加ください。
学んだこと・気づいたことは #PA45 をつけて X(旧Twitter)でシェアしてもらえると嬉しいです。スクショも OK です!

Slide 3:講師紹介
ファシリテーターの Haru です。第3回もよろしくお願いします。
普段は Power Platform / DX推進を本業としながら、社内外のコミュニティ運営や X(旧Twitter)での情報発信を続けています。
社内では PA/Copilot のハンズオン講座を定期開催し、社内の DX 推進を担当。外部では広島コミュニティ「PLUG」の運営にも携わっています。X では初心者向けの Power Automate チップスを2日に1回継続発信しています。
「初めて触る人がつまずきやすいポイント」はだいたいわかっているつもりです。今日も「できた!」を一緒に作っていきましょう。

Slide 4:Power Automateって何?
→ 関連記事:「【PA45 第2回】変数を操作しよう(Set variable)」
Power Automate は、Microsoft が提供している業務自動化ツールです。毎日くり返す「ちょっと面倒な作業」を自動でやってくれます。
ボタンなしで動くのが特徴のひとつです。「メールが来たら通知」「ファイルが届いたら保存」など、きっかけに合わせて自動で処理が走ります。難しいプログラミングは不要。画面のブロックを組み合わせるだけで「自動処理」が作れます。
例えば「メールが届く(きっかけ)→ ファイルを保存(自動処理①)→ Teams に通知(自動処理②)」という流れを、コードなしで実現できます。あなたが寝ている間でも、休んでいる間でも、フローは自動で動き続けます。
PA45 では、このツールの「1つのアクション」を毎回45分でじっくり体験します。

Slide 5:第3回テーマ「条件分岐を使おう」
今回のテーマは Condition(条件分岐を使おう) です。
「もし〜なら〜する、そうでなければ〜する」という分岐処理は、実務の自動化では必ず必要になる重要な機能です。Power Automate では Condition アクションを使って、この「もし〜なら」をシンプルに設定できます。
今回のハンズオンでは、スコア(数値)が50以上かどうかで「合格!」「もう少し!」と異なるメッセージを出し分けるフローを一緒に作りました。

Slide 6:PA45の学習フロー
PA45 は毎回、3ステップで進行します。
① アクション解説:今日扱う Condition がどんな役割なのかを、具体例を交えながら説明します。「概念の土台づくり」のフェーズです。難しい操作は一切ありません。
② ハンズオン:解説したアクションを使って、サンプルフローを一緒に作ります。実際に手を動かしながら体験するのが PA45 のスタイルです。
③ 活用事例の紹介:今日学んだ条件分岐が、実際の業務でどう使えるかを紹介します。「あの場面で使えそう!」というイメージを持ち帰ってもらうのがゴールです。

Slide 7:今日やること(アジェンダ)
第3回でやることは3つだけです。
① 条件分岐とは何かを理解する:「もし〜なら」でフローを分岐させる概念をイメージで掴みます。左辺・演算子・右辺の「条件の3点セット」を学びます。
② Condition で条件を作る:左辺・演算子・右辺の3つを設定して、実際に条件式を作ってみます。よく使う演算子(等値・大小・部分一致)も紹介します。
③ Yes/No ブランチで処理を分ける:条件が合致した場合とそうでない場合で、それぞれ異なる動作を設定します。
この3つだけで、条件分岐の基本はマスターできます。

Slide 8:条件分岐とは?概念とよく使う演算子
→ 関連記事:「【PA45 第1回】変数の初期化(Initialize variable)」
条件分岐(Condition)は「分かれ道」です。条件を満たせば Yes ルートへ、満たさなければ No ルートへとフローが進みます。
条件を作るには 左辺・演算子・右辺 の3点セットを設定します。「何を」「どう比べるか」「何と比べるか」という3つを決めるだけで、日本語の感覚で条件が書けます。
よく使う演算子は3つです:
- 次の値と等しい(等値比較):ステータスが「承認」かどうか、種類が「A」かどうかなど
- 次の値以上・以下(大小比較):スコアが50以上、件数が1以上など数値の大小で分岐
- 次の値を含む(部分一致):件名に「緊急」が含まれるかどうかなど
この3つを押さえておくだけで、実務のほとんどの条件分岐に対応できます。

Slide 9:今日の完成図(フロー構成)
ハンズオンで作るフローの全体像を先に確認します。Power Automate のフローは「上から順に処理される」というシンプルな構造です。
今日作るフローは3ステップです:
- 手動でフローをトリガー:ボタンを押してフローを開始します(インスタント クラウド フロー)
- Condition(条件):左辺に変数
score、演算子は「次の値以上」、右辺は50を設定 - Compose × 2(Yes / No):Yes ブランチには「合格!」、No ブランチには「もう少し!」を出力
Condition の Yes/No それぞれのブランチに、別々のアクションを配置するのがポイントです。全体像を把握しておくと、ハンズオンがスムーズに進みます。

Slide 10:うまくいかない時のチェックポイント(事前共有)
ハンズオン前に、つまずきやすいポイントを先に共有します。
① 左辺は動的コンテンツで選んでいるか?:左辺に文字を手入力しても条件は機能しません。イナズマ(動的コンテンツ)マークから変数を選ぶ必要があります。
② Yes/No ブランチを間違えていないか?:「合格なら〇〇」のアクションが、本当に Yes ブランチに入っているか確認しましょう。
③ 演算子の意味は合っているか?:「次の値以上(>=)」と「次の値より大きい(>)」は意味が違います。50点合格なら「以上」を使う必要があります。

Slide 11:10分ハンズオン(4つのステップ)
いよいよハンズオンです。4ステップで進めます。
STEP 1:新しいフローを作成:「インスタント クラウド フロー」を選択して「手動でフローをトリガー」するフローを作成します。
STEP 2:条件(Condition)を追加:アクション検索から「コントロール」→「条件」を選択。左辺に score(動的コンテンツ)、演算子に「次の値以上」、右辺に 50 を設定します。
STEP 3:Yes/No に Compose を追加:Yes ブランチに Compose「合格!」、No ブランチに Compose「もう少し!」をそれぞれ追加します。
STEP 4:実行してみよう:フローを保存して「テスト」→「手動」→「実行」。入力した数値が50以上なら「合格!」、未満なら「もう少し!」が出れば成功です!

Slide 12:うまくいかない時のチェックポイント(詳細)
→ 関連記事:「Power Automateの最初の壁“変数”を45分でこえてみる~Power Automate 45 第1回|はじめての「変数(初期化)」ハンズオン~」
ハンズオン中によくあるミスを3パターン紹介します。
① 左辺を動的コンテンツで選んでいるか?:手入力した文字では条件が正しく動きません。必ずイナズママークから変数を選択してください。
② Yes/No ブランチを間違えていないか?:「もし合格なら〇〇」のアクションが本当に Yes ブランチに入っているか確認しましょう。No ブランチに誤って配置してしまうと、逆の動作になります。
③ 演算子の意味を確認しているか?:「次の値以上(>=)」と「次の値より大きい(>)」は違います。「より大きい」にすると51点からしか合格にならないので注意が必要です。50点合格なら「以上」を使いましょう。

Slide 13:今日の学び(まとめ)
第3回の学びは3つです。
Condition は「分かれ道」:条件を満たせば Yes、満たさなければ No のルートに進みます。フローに意思決定の仕組みを持たせる、最初のステップです。
左辺・演算子・右辺が「条件の3点セット」:「何を」「どう比べる」「何と比べる」の3つで条件を作ります。日本語感覚で設定できます。
動的コンテンツで変数を左辺に使う:左辺には手入力ではなく、イナズママークから変数を選択することが条件を正しく動かすポイントです。
この3つを押さえておくと、次回以降の応用にもスムーズにつながります。

Slide 14:条件分岐の活用事例
今日学んだ条件分岐が実務でどう使えるか、3つの事例を紹介します。
① 未読メール数チェック:未読メールが5件以上あれば「メールが溜まっています」と Teams に通知、0件なら通知しない。件数で通知の有無を切り替えます。フロー構成:未読数取得 → Condition(5以上?) → 通知/スキップ
② 承認フロー(承認・却下の自動振り分け):承認依頼の結果が「Approve」なら SharePoint に記録して完了通知、「Reject」なら申請者に差し戻しメールを自動送信します。フロー構成:承認待ち → Condition(承認?) → 記録/差し戻し
③ 売上目標達成アラート:日次売上が目標値を超えていれば達成通知を Teams へ、未達ならアラートを送る。数値の大小でメッセージを使い分けます。フロー構成:売上取得 → Condition(目標超?) → 達成通知/アラート
条件分岐を使いこなすだけで、フローの「賢さ」が格段に上がります。

Slide 15:次回予告
次回 Vol.4 の詳細は近日公開予定です。お楽しみに!
PA45 は毎週木曜夜に開催しています。connpass からご参加登録ができます。初めての方も大歓迎です。

Slide 16:アンケートのお願い
毎回、講座の最後にアンケートをお願いしています。所要時間は約1分で、個人情報は取得しない匿名フォームです。
難易度・進行スピード・次回扱ってほしいテーマなど、率直なご意見をいただけると次回の改善につながります。
また、アンケートにご回答いただいた方には PA45 バッジ(今日のアクション名+開催日入り)をプレゼントしています。後日メールでお届けします。

参加してくださった方へ
今回も参加いただきありがとうございました!
条件分岐は Power Automate の中でも特によく使うアクションのひとつです。「もし〜なら」という考え方をマスターすると、フローの幅が一気に広がります。今日体験した「合格/不合格の分岐」を起点に、実務の場面で使えるシーンをぜひ探してみてください。
感想や質問は #PA45 でポストしてください。次回もお楽しみに!
スライド資料(PPTX)はこちらからダウンロードできます。


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