【PA45 第4回】Apply to Eachを使おう——繰り返し処理でフローに”まとめて力”を持たせる

こんにちは、Haru です。

PA45 第4回「Apply to Eachを使おう」を開催しました。

今回は Apply to Each(繰り返し処理) について、45分でハンズオン形式で紹介しました。

 

本気記事の内容は、teams録音したトランスクリプトをベースに、ブログ記事用に改定したものを掲載しています。
毎週木曜日20:15~21:15で開催しています。
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第4回の動画リンクはこちらです

第4回 スライド資料

当日使用したスライドを全枚掲載します。各スライドの前に解説を添えています。

 

Slide 1:PA45とは

PA45(Power Automate 45)は、「忙しい人のための45分ハンズオン」です。

長時間の研修は必要ありません。
毎回テーマを1つに絞り、「1粒だけ」確実に身につけることにこだわっています。

座学だけでなく、その場で実際に手を動かして「使える」技術を習得します。

ゼロから一緒に作ることで、自動化の仕組みを自然に理解できます。

Power Automate 未経験・知識ゼロでも大丈夫。プログラミング経験がなくても問題ありません。

PA45 第4回 スライド1 PA45とは
スライド 1

 

Slide 2:ご参加にあたってのお願い

勉強会を楽しく・気持ちよく進めるために、毎回はじめにルールを確認しています。

難しい専門用語は使いません。置いてけぼりにならないよう、ゆっくり進行しています。

 

PA45 第4回 スライド2 参加ルール
スライド 2

 

Slide 3:講師紹介

ファシリテーターの Haru です。第4回もよろしくお願いします。

普段は Power Platform / DX推進を本業としながら、社内外のコミュニティ運営や X(旧Twitter)での情報発信を続けています。

社内では PA/Copilot のハンズオン講座を定期開催し、社内の DX 推進を担当。
外部では広島コミュニティ「PLUG」の運営にも携わっています。

X では初心者向けの Power Automate チップスを2日に1回継続発信しています。

PA45 第4回 スライド3 講師紹介
スライド 3

 

Slide 4:今日やること(3つだけ)

第4回のアジェンダは3つです。

  1. Apply to Eachとは何かを理解する——複数アイテムに同じ処理を繰り返す概念を、イメージで掴みます。
  2. Apply to Eachを追加する——配列(Array)データを受け取り、ループ処理を設定してみます。
  3. ループ内でアクションを実行する——繰り返しの中でメール送信や通知など実際の処理を追加します。

 

毎回「3つだけ」に絞っているのは、「今日はこれだけ覚えればOK」という安心感を持って参加してもらうためです。

 

PA45 第4回 スライド4 今日やること
スライド 4

 

Slide 5:タイトルスライド

第4回のテーマは Apply to Each(繰り返し処理を使おう) です。

Apply to Each は、リストや配列のデータを「ひとつずつ取り出して、同じ処理を繰り返す」アクションです。

たとえば「10人分のリストに全員メールを送る」「Excelの全行を処理する」といった操作を、手作業なしで自動化できます。

プログラミングで言う「for ループ」に相当しますが、Power Automate ではブロックを追加するだけで実現できます。

PA45 第4回 スライド5 Apply to Each
スライド 5

 

Slide 6:PA45の学習フロー

PA45 は毎回 3ステップで進めています。

  1. アクション解説——ひとつのアクションに絞って、その役割と使い方を解説します。
  2. ハンズオン——そのアクションを使ったサンプルフローを、一緒に作成します。
  3. 活用事例の紹介——他にどんな業務効率化に使えるかを紹介し、実務への応用イメージを掴みます。

 

「聴くだけ」ではなく「手を動かす」ことで、その場で「できた!」を体験してもらうのが PA45 のコンセプトです。

Slide 7:Apply to Eachの考え方

Apply to Each は、配列(Array)のアイテムをひとつずつ取り出して、同じ処理を繰り返し実行するアクションです。

ループの中で使える「今処理しているアイテム」のことを Current item と言います。

各アイテムの中身(メールアドレスや名前など)をここから取り出して、処理に使います。

よく使う場面は3つです。

  • メール一括送信——Outlookの未読メール全件に同じ内容を一括送信
  • 承認依頼の一括通知——複数の申請をループして、それぞれに承認通知を送る
  • Excelリストの一括処理——スプレッドシートの行ごとに処理を自動実行

 

「件数分だけ自動で処理する」——これが Apply to Each の本質です。
10件でも1000件でも、フローは疲れずに全件まわしてくれます。
PA45 第4回 スライド7 Apply to Eachの考え方

 

Slide 8:フロー構成のイメージ

今回のハンズオンで作るフローの構成です。

トリガーは「手動でフローをトリガー」。
変数 emailList(型:Array)にメールアドレスのリストをセットして、Apply to Each でループします。

ループ内では「メールの送信」アクションを使い、Current item を宛先に指定します。

このシンプルな構成で「リストにあるアドレス全員にメールを送る」フローが完成します。

PA45 第4回 スライド8 フロー構成
スライド 8

 

Slide 9:10分ハンズオン4つのステップ

ハンズオンは4ステップで進めます。

  1. 新しいフローを作成——トリガー「手動でフローをトリガー」を選択。変数名: emailList、型: Array を設定します。
  2. Apply to Eachを追加——「コントロール」→「Apply to Each」を追加します。
  3. emailListを設定——「以前の手順から出力を選択」に emailList を設定。ループ内に「メールの送信」アクションを追加します。
  4. 実行してみよう——保存して「テスト」→「手動」→「実行」。emailList にメールアドレスを入力し、各アドレスにメールが届けば成功!

 

💡 ポイント
Apply to Each の入力は必ず「動的コンテンツ」から選択します。
テキスト直接入力ではループが動きません。変数を選ぶには ⚡(イナズマ)マークをクリックします。
PA45 第4回 スライド9 ハンズオン4ステップ
スライド 9

 

 

 

Slide 10:活用事例——実務で使える自動化

Apply to Each は、実務のさまざまな場面で活躍します。

  • 未読メール一括通知——複数の未読メールをループし、1件ずつ内容を Teams に通知。件数に関わらず全件を自動処理できます。
    フロー例:未読メール取得 → Apply to Each → 各メールを通知
  • 複数の申請を一括通知——申請リストをループし、各申請者に受付完了メールを自動送信。
    フロー例:申請リスト → Apply to Each → 受付メール送信
  • Excelリスト一括処理——スプレッドシートの全行をループし、各行のデータに応じた通知やメール送信を自動実行。
    フロー例:Excel取得 → Apply to Each → 行ごとに処理

 

今回作成したフローをご自身の業務に応用して作成してみて下さい!

 

Slide 11:うまくいかない時のチェックポイント

ハンズオン中によくある詰まりポイントを3つまとめました。

よくある詰まりポイント
① 「以前の手順から出力を選択」が設定できていない
Apply to Each の入力は動的コンテンツで設定します。テキスト直接入力ではループが動きません。
② Current item を正しく使えていない
ループ内でアイテムを使うには「Current item」を選択します。固定テキストを入れると全件同じ値になります。
③ Apply to Each が空になっている
ループ対象が0件だとアクションは実行されません。前の手順でデータが取得できているか確認しましょう。

PA45 第4回 スライド10 活用事例

 

 

今日のポイント3つ

第4回のまとめです。

Apply to Each を使えば、フローに「繰り返し力」を持たせられる
リストの件数分だけ自動で処理する——これが本当の一括自動化です。
Current item で、今処理中のアイテムを取り出せる
ループ内では「Current item」という動的コンテンツが使えます。各アイテムの中身をここから取り出します。
毎回の手動繰り返し作業が不要になる——これが本当の自動化
100件でも1000件でも、フローは疲れずに処理し続けます。今日覚えた Apply to Each が、あなたの仕事を変えていきます。

 

スライド資料のダウンロード

当日使用したスライドは PPTX 形式でダウンロードできます。

📥 PA45 第4回スライド(PPTX)をダウンロード →

→ 関連記事:「【PA45 第3回】条件分岐を使おう(Condition)

 

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