機能・画面・料金は更新が続きます。
最新の正確な情報は Microsoft 公式(Microsoft Learn) をご確認ください。
「なぜこう動くのか」を、実際の画面で追いかけていきます。
前回、Copilot Studio で「質問に答える受付 AI」を作りました。
今回は、その AI に “まとめて3つ”の質問を一度に投げてみます。
おどろいたのは、こちらが書いたのは指示文4行だけなのに、AI が自分で質問を分解し、必要な情報を調べて、出典つきで答えたこと。
「会話の台本(分岐)」は1つも作っていません。
この「AI が自分で段取りを組む」しくみ=新オーケストレーターを、実際のやり取りで見ていきます。

用意したのは「4行の指示書」だけ
今回テストする AI に与えた指示(Instructions)は、これだけです。
むずかしい設定はしていません。
あなたは「PA45」という Power Automate 勉強会の受付エージェントです。
参加者からの質問に日本語で丁寧に答えます。
PA45 は毎月開催・参加無料・初心者歓迎のオンライン勉強会です。
わからないことは正直に「わからない」と答え、推測で断言しません。
💡 「PA45」とは?
この記事に出てくる PA45 は、筆者が運営している「Power Automate を45分で学ぶ、無料のオンライン勉強会」です(毎週木曜の夜・初心者歓迎)。
今回はこの勉強会の受付 AI を題材にしています。

昔のように会話の流れを全部作り込まなくても動くのが、新しいところかなと思います。
まとめて”3つ”質問してみた
わざと意地悪をして、1つのメッセージに3つの用件を詰め込んで送ってみます。
PA45 がどんな会か教えて。
あと、まったく触ったことがなくても大丈夫か、参加前に準備しておくことも合わせて教えて。
ふつうのチャットボットなら「どれか1つ」しか拾えなさそうな質問です。
さて、どうなったか。
AI は、まず”段取り”を組んだ
答えを返す前に、AI 自身が「ユーザーは3つ聞いている」と気づき、何をどの順で調べるかを決めていました。
その思考の様子が、画面にそのまま出ました。
これは編集画面(Build)のタブを「Preview」に切り替えて、右側のチャットに質問を入れたときの様子です。
それでも「3つ聞かれている」と理解し、調べる順番まで自分で決めています。
ここが新オーケストレーターの一番の見どころです。
そして、出典つきで整理して答えた
段取りのあと、返ってきた答えがこちらです。
3つの用件が見出しに分かれ、表で整理され、右上には出典番号①まで付いていました。
指示文には「毎週木曜」や「connpass で申込」とは書いていません。
それでも正しく答えられたのは、AI がナレッジ(今回は Web 検索)を自分で調べて補ったからです。
しかも、どこを参照したかを出典で示してくれました。

ここは自分でも試してみると驚くところだと思います。
なぜ4行で動くの?── 昔の”台本方式”との違い
少し前まで、この手のボットは「トピック」という会話の分岐を、人間が1つずつ設計するのが当たり前でした。
今は、その考え方が大きく変わっています。
台本にない質問は「わかりません」。
質問が増えるたびに分岐を追加・修正…と手間が増える。
複数の質問も自分で分解し、必要なら調べて、順に答える。
分岐の設計そのものが不要。
だから、指示文4行でも複雑な質問に対応できました。
もっと賢く・正確にするには(ナレッジを足す)
今回のナレッジは「Web 検索」だけでした。
そのため、社内固有の情報は一般論になってしまうことがあります。
「うちの規程や手順書に沿って答えてほしい」という場合は、右パネルの Knowledge(ナレッジ) に、SharePoint やファイルを追加します。
すると、その資料を根拠に、出典つきで答えてくれるようになります。
この一手を加えると、「社内の”よくある質問”に自動で答える AI」に、大きく近づきます。

指示を増やすより、読ませる資料を足すほうが効くことが多い印象です。
まとめ
今回わかったのは、次のことです。
- 指示文4行だけでも、まとめて聞いた3つの質問にちゃんと答えられた
- 会話の台本(トピック)を作らなくても、AI が自分で質問を分解して段取りを組む
- 必要な情報は自分で調べ、しかも出典つきで示してくれる
- 社内の正確な回答をさせたいなら、ナレッジに社内文書を足す
「作りたいことを文章で書くだけ」で、ここまで動く。
むずかしい分岐設計を覚えなくても、複雑な質問に対応できる。
これが今の Copilot Studio の手ざわりです。
📋 この記事で学んだこと
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また次回、一緒に「できた!」を作りましょう。
※ 本記事は公開日時点の情報をもとに、筆者が実際に学んで試した内容を整理しました。Copilot Studio の画面や仕様は更新されることがあるため、最新の状況は公式情報(Microsoft Learn)もあわせてご確認ください。画面の項目名・挙動は実機(Copilot Studio)で確認しています。
※ 本記事の構成や図解の一部は、AI と壁打ちしながら作成しています。

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