「Power AutomateのAI Builderだけでよくない?」と感じた理由を整理してみた

Power Automate 実践・Tips




「Power AutomateのAI Builderだけでよくない?」と感じた理由を整理してみた

「Power AutomateのAI Builderだけでよくない?」と感じた理由を整理してみた

Power Platform を触っていると、こんな疑問がふと浮かぶことがあります。

「AIで判定するだけなら、Power Automate と AI Builder だけでよくない?」

Copilot Studio を触り始めたとき、私自身がまさにこの感覚を持ちました。
最初は「理解が足りていないのかな?」とも思ったのですが、
公式ドキュメントをあらためて整理してみると、少し見え方が変わってきました。


あとから公式ドキュメントを整理してみると、
この違和感にはきちんとした理由があることが分かりました。

この記事では、
Power Automate + AI Builder と Copilot Studio をどう考えると混乱しにくいかを、
できるだけ噛み砕いて整理してみます。

先に全体像だけまとめると

  • AIで「判定・分類」すること自体は、AI Builder が担う
  • その結果を使って処理を分けるのは、Power Automate の役割
  • Copilot Studio は「人との会話」が必要な場面で意味を持つ

この整理は、Microsoft公式ドキュメントで示されている役割分担と同じ方向性です。

たとえ話で考えてみる

Power Automate + AI Builder の世界

→ 関連記事:「【Vol.1】Copilot Studio × Power Automate × Word連携 つまずきポイント3選」

Power Automate は、こんな性格を持った仕組みだと考えると分かりやすいです。

入力と処理の流れが、あらかじめ決まっている仕事を正確にこなす

たとえば次のようなケースです。

  • メールやフォームが届く
  • AI Builder で内容を読み取る
  • 「重要 / 通常 / 不要」に分類する
  • 結果に応じて通知や登録を行う

実際の画面

Power Automate のアクション追加画面。フローの途中に AI の処理を足すなら、AI 機能の欄かコネクタ一覧の AI Builder から
▲ Power Automate のアクション追加画面。フローの途中に AI の処理を足すなら、AI 機能の欄かコネクタ一覧の AI Builder から

ここでは、人とやり取りをする必要はありません。
AIは「判断材料」として使われ、その結果をフローが受け取って処理します。

Copilot Studio の世界

一方、Copilot Studio が得意とするのは次のような場面です。

人と会話しながら、状況を整理し、必要な処理へ案内する

  • ユーザーが自由な文章で話しかけてくる
  • 情報が足りなければ質問を返す
  • 話の流れに応じて処理を切り替える

実際の画面

購入依頼の受付エージェントを試したところ。依頼者の名前が抜けていたので、エージェントの方から聞き返してきた
▲ 購入依頼の受付エージェントを試したところ。依頼者の名前が抜けていたので、エージェントの方から聞き返してきた

この場合、AIそのものよりも
「会話の流れをどう設計するか」が重要になります。

混乱しやすいポイント

→ 関連記事:「【】Power Automateの基本構造とは?トリガー/アクションを図解と動画で理解」

「AIを使うなら Copilot Studio なのでは?」
と感じる人は多いと思います。

ただ、Microsoft公式の整理では次のように考えられています。

  • AIで分類・抽出する → AI Builder
  • 業務処理を実行する → Power Automate
  • 人との会話を設計する → Copilot Studio

Copilot Studio は
AIロジックを作る場所というより、「会話を設計する場所」
と考えると理解しやすくなります。

Copilot Studio が必要になりやすいケース

  • チャット形式で入力させたい
  • ユーザーの入力内容が毎回異なる
  • 途中で質問を追加したい
  • 人に切り替える判断が必要

つまり、

「AIの判定」よりも「会話の制御」が主役になるとき

このタイミングで、Copilot Studio の役割がはっきりしてきます。

迷ったときの考え方

→ 関連記事:「Power Automateでクレーム対応を効率化!メールのネガティブ判定+Teams通知」

人と会話する必要がある?
  YES → Copilot Studio
  NO  → Power Automate + AI Builder

入力内容はある程度決まっている?
  YES → Copilot Studio は必須ではない

おわりに

「Power Automate の AI Builder だけでよくない?」
という感覚は、決して的外れなものではありません。

公式ドキュメントをベースに整理してみると、
それぞれの役割を分けて考えたほうが、設計も運用も楽になる
ということが見えてきます。

Copilot Studio を使うかどうかは、
「AIを使いたいか」ではなく
「人と会話させたいか」で考えると、判断しやすくなります。


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※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。

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