『できる Power Automate for desktop 改訂2版 Copilot対応』を読んで ―

Power Automate 実践・Tips

あーちゃんさん(あーちゃん@X転職した事務員(@aachan5550)さん / X)の新刊『できる Power Automate for desktop 改訂2版 Copilot対応』(インプレス)を、ご縁あって献本いただきました。

あーちゃんさんは、私が Power Automate を始めるきっかけになった方でもあり、
新たなキャリアを進むための目標でもあった人なので、献本を頂けると知ったときはめちゃくちゃ嬉しかったです。

あーちゃんさん、改めましてありがとうございます!!

 

今回は感謝の気持ちも込めまして、僭越ながら本を拝読した感想を記録していきたいと思います。

Amazon.co.jp: できるPower Automate for desktop 改訂2版 Copilot対応 (できるシリーズ編集部) : あーちゃん, できるシリーズ編集部, 株式会社ASAHI Accounting Robot研究所: 本

 

 

どんな本なのか?Haru視点の推しポイントを挙げていきます!

『できる Power Automate for desktop』の改訂2版です。基本情報はこのあたり。

著者:あーちゃん&できるシリーズ編集部/監修:株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所

発売:2026年5月26日/2,530円(税込)/240ページ
株式会社インプレス

今回はCopilotの活用も加えられ7章にパワーアップしてます!

変数・条件分岐・ループといった基礎を、図解で「なぜそう動くのか」から説明しています。
できるシリーズらしい安定感!

またスクリーンショットが多く、ワンステップづつ丁寧に丁寧に解説されているので、PowerAutomateDesktopに触ったことがない!という方でも、すんなりと自動化のフローを作ることができます。

 

 

本を開いて画面操作がしやすい大きめのサイズ

あと、実際は本を開きつつ読み進めながらPCでフローを作っていく人が多いと思うのですが、
手で押さえていなくてもガバっと開いた状態をキープできるのサイズなので非常に作業がしやすいのも良いと思います。

 

PCの操作画面と本を見比べながら操作ができます!

 

そのうえで最終章に Copilot を置いて、AI を相談役にしながらフローを組むところまで連れていく。

入門書なのに、いまの Power Automate の新しい部分まで一冊でカバーされています。

 

前提として、最近の PAD は進化が速い

感想に入る前に、最近のPowerAutomateDesktopの進化について少しだけ、、。

Power Automate for desktop(以下 PAD)は、ここ最近の更新スピードが速いです。
昔の PAD は「デスクトップ操作の自動化ツール」という色が濃かった。

それがいまでは、クラウド側のアクションともしっかり連携できるようになっています。

PC で完結する作業と、クラウドをまたぐ処理を、ひとつの流れでつなげられる。
この流れが続くなら、PAD を使う場面はもっと広がるはずです。

 

ではでは推しポイントの紹介に戻ります~

 

「使いこなしのヒント」欄が、つまずきを先回りしている

本書には随所に「使いこなしのヒント」という欄があります。
勉強会でよく質問が出る場所と、そのまま重なっていました。

たとえば「Copilot が表示されない」原因。こんなケースまで拾ってあります。

個人アカウントでサインインしている → そもそも利用対象外

組織アカウントでも、テナント側の設定でオフになっている

環境まわりの落とし穴は、機能の解説に比べて語られにくい部分です。
それでいて、実際に人が止まるのはこういう場所が多いんですよね。

つまずきやすい一点に、答えが先回りで置いてある
これがあると、「なんで自分の環境だけ動かないのか」と立ち止まらずに進めます。
何度か触ってきた人でも、ここは確認しておくと早いと思います。

 

1ページの右側に、囲みが4つ並んでいる(推しポイント!)

前述の『使いこなしのヒント』と繋がる部分があるのですが、
本を開いていて、ページの作りでいいなと思った点があります。

各ページは、左の4分の3くらいがハンズオンのステップ。
手を動かす本筋はここにまとまっています。
そしてページの右側に、囲みが4種類用意されています

 

📖 本文(左 4分の3)― ハンズオンのステップ

右側に以下の注釈

  1. 💡 使いこなしのヒント  –中級者に効く一歩進んだ使い方
  2. ⚠️ ここに注意  –つまずきやすい点
  3. 📈 スキルアップ  –+αのテクニック
  4. 📘 まとめ  そのページの要点

    ▲ 左で手を動かし、右の囲みで「補足・注意・応用・要点」まで拾える作り

 

本筋のステップを追いながら、横で補足や注意点を拾える。

視線の流れが整理されていて、読み進めやすい作りでした。
個人的には本書の一番の推しポイントかも!

実際の本のイメージはこんな感じ↓
(実物を掲載してはいけないので、イメージ図です)

 

なかでもいいなと思ったのが、

「使いこなしのヒント」が中級以上の人の知りたいところをピンポイントで突いていること

 

ひととおり触ったことのある人が「ここ、どうなってるんだろう」と引っかかる場所に、ちょうど答えが置いてあります。

 

この章を読んでいる中級者が、次に何を知りたくなるか。
さすがあーちゃん本。そこをよく見越して書かれていてすごいな、、、。と感じました。
本筋はやさしく、でも横の囲みで一段深いところまで手が届く。
入門書でありながら、慣れた人の好奇心にも応えてくれる作りです。

さすが現場のリアルな悩みをしっているあーちゃんさんの視点だなと感じました

 

 

QRコードから動画で「動き」を確認できる

もうひとつ、本書にはYouTube動画のQRコードが随時差し込まれていることです。

PAD のフローは、アクションをどこに置いて、どうつなぐか、という「動き」が紙だと伝わりにくい場面があります。

手順の文章だけだと、頭の中で組み立て直すことになる。

そこを動画で追えると、見え方が変わります。
アクションをドラッグする流れ、設定パネルの開き方、実行したときの画面の変化。

動画なら、その流れをそのままイメージできるんですね。

本を読みながら、引っかかったところだけスマホで動画を開いて確かめる。

この行ったり来たりができるのは、手を動かして学ぶ入門書としてかなり実用的だと思いました。

紙の手順で迷ったら、QRコードから動画へ。
アクションの置き方・つなぎ方・実行後の画面の変化を、実際の動きで確認できる。
手順を頭の中で組み立て直さなくていいぶん、イメージのズレが起きにくいです。

PADを使い始めて間もない時ほど『動画で勉強したい、、、』と思いますよね。
そのあたりの要望までしっかりフォローアップされています^^

Copilotがどんなに進化しても、結局最後は手を動かさないとツールは使いこなせないですよね、、
そこをしっかりとサポートしてくれています!

 

 

フローの「説明文」を Copilot に書かせる、という使い方

自分が読みながら深くうなずいたのが、フローの説明文を Copilot に書かせるという使い方でした。

フローの説明文は、後から運用する人・引き継ぐ人にとって、可読性と保守性に関わる部分

なのに、作っている本人は動かすことに集中していて、説明欄まで手が回らない。
結果として、中身の説明が空のフローが増えていきます。

本書では、その説明欄を Copilot に書かせる手順まで紹介されていました。

がフローの中身を読み取って要約してくれるので、「何をするフローか」が後から伝わる状態を、手間をかけずに用意できる。

派手な機能ではありません。
でも、運用のしやすさに効く実務的な視点だと思いました。

 

新しいツールに触り始めた時は、なかなか保守性まで手が回らないですよね

 

 

 

Copilot ありきで進めない、第7章の組み立て

第7章は、読みながら一番おもしろかった部分です。

Copilot 系の解説って、「使えるようになりました、さっそく試しましょう」と、使える前提で始まりがちです。
でも実際に手を動かすと、最初の壁はたいてい別のところにある。「そもそも Copilot が画面に出てこない」というやつです。

第7章は、その入口でつまずく場面から書き始められていました。

機能の使い方より先に、機能にたどり着くまでの道が説明されている
自分が勉強会で見てきたつまずきの順番と近くて、うんうんと納得しながら読みました。

 

 

Copilot が「処理コード」の生成まで手伝ってくれる

一番興味を持ったのは、やりたいことを言葉で伝えると、Copilot が処理コードの生成まで手伝ってくれるという話でした。
しかも 2026年4月時点の情報まで入っています。

これまでの PAD は、用意された標準アクションを組み合わせて自動化を組むのが基本でした。
もっと複雑なことをしたければ、自分でコードを書く必要がある。

そこにはプログラミングの知識が要るので、ハードルが高い部分でした、、。

その部分を Copilot が引き受けてくれるなら、扱える範囲が変わってきます。

やりたい処理を言葉で伝えるだけで形になるとすれば、自動化で対応できる範囲が一段広がる
PAD を始めたばかりの人でも、踏み込んだ処理に近づける。

これからの可能性を感じるトピックでした。

Copilotの登場でPADはこれからもっと、やりたい自動化を自由に実現できる。
そんなツールに進化していくと感じました。

 

 

古い基幹システムにも届く。しかも無料で使える

読みながら、改めて思い出したことがあります。

PAD は社内の古い基幹システムにも手が届く。これはこの道具の強みです。

多くの会社には、昔ながらのシステムがいまも現役で残っています。
「これを自動化できたら」という声は根強いものがあります。

最近は AI が自律的に動く仕組みも出てきました。

ただ、導入コストの面で踏み切れない組織も少なくないのが実際のところですよね。。

その中で、無料で使える PAD が Copilot と連携して、これまで専門知識が要った部分にまで届くようになりました。
コストを抑えながら、自動化のメリットを享受したい会社・企業にとって、現実的かつ、最も手軽な効率化の選択肢だと思います。

 

実際の現場ではコストやセキュリティの面で、
すぐに最新の技術は導入されないですよね。

 

だからこそ無償で使えるPADでまずは自動化の恩恵を受けてみる。


会社の人たちにも”自分で手を動かさない良さ”を体感してもらう。


そして、新たな技術を広めていく。

 

このステップを踏むうえで、PowerAutomateDesktopはこれからも大いに活躍してくれると思います。

 

おわりに

通して読むと、本書はCopilot と PAD を一緒に使っていく流れが、過不足なくそろった一冊でした。

これから始める人には、最初の一歩を踏み出しやすい教科書。
すでに業務で使っている人には、Copilot を味方につける一冊になると思います。

そして、私を Power Automate の世界に導いてくれた、あーちゃんさん。
素晴らしい一冊をありがとうございました!

こらからも益々のご活躍をお祈りしています!

 

あーちゃん@X転職した事務員(@aachan5550)さん / X

 

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