Power AutomateでJSONデータを扱うフローを作っていて、「申請内容をそのままTeamsに通知しようとしたら、JSONの生データが貼り付けられて読めない……」という経験、ありませんか?
自分も最初そこで詰まって、HTMLで整形して通知するフローの作り方を調べながら組み上げた記憶があります。
今回はそのフローをStep by Stepで解説します。
Power Automate × JSON:理解したくてサンプルフローを作ってみた
こんにちは!Power Platformを勉強中のUedaです。
今回は「JSONってどう使うの?」という疑問からスタートして、Copilotにサポートしてもらいながら、申請データを使ったサンプルフローを作ってみました。
この記事では、各アクションの目的や設定手順をスクリーンショット付きで丁寧に解説していきます。
同じように「JSONって何?」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
ステップ1:変数の初期化
→ 関連記事:「【Vol.1】Copilot Studio × Power Automate × Word連携 つまずきポイント3選」
目的:申請データを格納するための空の配列を作成する。
まずは「変数の初期化」アクションを追加します。これは、後のステップで申請データを1件ずつ追加していくための「入れ物」を用意する作業です。
- 名前:申請一覧
- 種類:配列
- 初期値:
array()
画像URL_変数の初期化
ステップ2:配列に追加
→ 関連記事:「Power Automate【変数の値を増やす】アクションの使い方を業務に役立つ具体的なフローで解説」
目的:申請データを1件ずつ配列に追加する。
「Apply to each」アクションを使って、申請一覧をループ処理します。
その中で「配列に追加」アクションを使い、以下のような構造でデータを追加します:
{
"申請者": "山田",
"金額": 5000,
"申請日": "2025/08/08",
"ステータス": "承認待ち"
}
この形式で追加することで、後でJSONとして扱いやすくなります。
画像URL_ApplyToEach
ステップ3:JSONの作成
→ 関連記事:「Power Automate:変数を使ってあいさつメッセージを送る方法。
変数の初期化と変数の設定。」
目的:配列に格納された申請データをJSON形式に変換する。
「式」タブで以下の関数を使います:
json(variables('申請一覧'))
この関数を使うことで、配列がJSONとして扱えるようになり、Teamsなどに通知する際に整った形で表示できます。
画像URL_JSON式
ステップ4:Teamsに通知
目的:整形したJSONデータをTeamsに投稿し、申請一覧を共有する。
「Teamsにメッセージを投稿」アクションを使い、本文に以下のようなHTML形式を記述します:
<strong>申請一覧</strong><br />
@{json(variables('申請一覧'))}
HTMLタグを使うことで、Teams上でも見やすく表示されます。
画像URL_Teams通知
まとめ
今回は、JSONを理解したくて作ったサンプルフローを紹介しました。
Copilotにサポートしてもらいながら進めたことで、つまずきポイントも整理できて、少しずつ理解が深まってきた気がします。
「なぜJSONを使うのか?」という視点を持つことで、通知だけでなく、保存・連携・分析など、業務全体の自動化にもつながる設計ができるようになると感じました。
フローの全体構成を整理すると、①申請フォーム(Forms等)からトリガー→②JSONの解析で申請データをパース→③HTMLテーブルや文字列結合でメッセージを整形→④Teamsまたはメールで通知、という4段階になります。
②の「JSONの解析」が最初の山で、スキーマをきちんと定義できれば後は動的コンテンツを埋めるだけです。
通知メッセージの整形には【HTMLテーブルの作成】アクションか、【作成】アクションでHTMLを組み立てる方法があります。
前者はデータ一覧を表形式にするとき、後者は申請内容を箇条書きや段落にしたいときに向いています。
読む人のことを考えて「1通知で何を判断してほしいか」を先に決めてから整形方法を選ぶのがポイントです。
一点注意として、JSONのプロパティ名に日本語や特殊文字が含まれる場合、動的コンテンツのピッカーで選べないことがあります。
そのような場合は式エディタで`body(‘JSONの解析‘)?[‘プロパティ名’]`と直接書く方法で対処できます。
まとめ
次の内容で設定します。
実際のPower Automate画面を見ながら確認してみてください。
- フロー構成:トリガー→JSONの解析→メッセージ整形→通知の4段階
- 【JSONの解析】でスキーマを定義すれば後続で動的コンテンツとして使える
- 整形方法は「表形式」なら【HTMLテーブルの作成】、「カスタム文字列」なら【作成】アクション
- 日本語プロパティ名は式エディタで直接アクセスする方法で対処
申請データの通知フローは一度作ると色々な場面に転用できます。
ぜひ自分の業務に合わせてカスタマイズしてみてください。
※ 本記事は公開日時点の内容です。筆者が実際に試した手順をまとめたもので、Power Automate や各サービスの仕様は今後変わる可能性があります。
※ 記事の構成・図解の一部は、AIを壁打ち相手にしながら作成しています。

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