SPO利用者がCopilot Studioを使ってみた:会話からデータベース化される流れとタスク登録フロー

Power Automate 実践・Tips
 

普段から SharePoint リスト(SPO)をデータベースとして利用しているものの、Copilot Studio にはあまり触れていませんでした。
今回、実際に 「会話でタスクを登録するボット」 を作ってみたので、その作業手順をできるだけ丁寧にまとめています。

SPO の知識がある前提で書いているため、データ構造を理解している方には特に参考になるはずです。


1. SharePoint リストの準備

まずデータの保存先となる SharePoint リストを用意します。すでにSPOを使っている方なら馴染みの作業だと思いますが、今回のフローに必要なのは次の4列です。

  • Title(既定・文字列):タスク名を保存
  • DueDate(日付):期限
  • Status(選択肢):未着手 / 進行中 / 完了
  • Memo(複数行テキスト):メモ(任意)

※ Title と DueDate だけでも最低限の動作は可能です。

▶ スクショ挿入推奨(SharePoint リストの列一覧画面)

 

 


2. Copilot Studio で新しい Copilot を作成

Copilot Studio を開き、新規 Copilot を作成します。

  1. 左メニューから「Copilots」
  2. 「+ 新しい Copilot」
  3. 名称を入力(例:TaskAssistant)
  4. 言語を「日本語」に設定


実際の画面いまの Copilot Studio で新しく作るときの画面。名前を入れて作成を押せば、エージェント(旧 Copilot)ができます
▲ いまの Copilot Studio で新しく作るときの画面。名前を入れて作成を押せば、エージェント(旧 Copilot)ができます


3. 「タスク追加」トピックの作成

次に、ユーザーの入力からタスク名と期限を聞き取り、変数として扱うためのトピックを作成します。

3-1. 新しいトピックを作る

→ 関連記事:「【Vol.1】Copilot Studio × Power Automate × Word連携 つまずきポイント3選」

  1. 左メニュー「トピック」
  2. 「+ 新しいトピック」→「空白から」スクショ
  3. トリガーフレーズに次のように入力:
    • 「タスク追加」
    • 「タスク登録して」
    • 「○○というタスクを追加」


実際の画面空白から作ったトピック。トリガーは「ユーザーが語句を発声した時」、フレーズはまだ何もない状態
▲ 空白から作ったトピック。トリガーは「ユーザーが語句を発声した時」、フレーズはまだ何もない状態

3-2. 質問ノードでタスク名を取得

  1. 「+」→「質問をする」
  2. 質問内容を入力:

    タスク名を教えてください。

  3. 回答の保存先 → 「+ 新しい変数」→ taskName(文字列)


実際の画面トピックで「+」を押したときのメニュー。「質問する」は上から3つ目
▲ トピックで「+」を押したときのメニュー。「質問する」は上から3つ目

3-3. 質問ノードで期限を取得

  1. 再度「+」→「質問をする」
  2. 質問内容:

    いつまでに終わらせますか?

  3. 回答の保存先 → dueDate(日付型)

自然言語(例:「明日の朝」「来週の月曜」)から自動で日付に解釈されるため、ほぼ処理不要で扱えます。

▶ スクショ挿入推奨(期限の質問ノード)


4. SharePoint「Create item」アクションを追加

→ 関連記事:「【】Power Automateの基本構造とは?トリガー/アクションを図解と動画で理解」

4-1. コネクタの場所が分かりづらいポイント

「+」を押して「ツールを追加」を開くと、上部に「基本ツール」「コネクタ」「ツール」と3つのタブがあります。

このうち SharePoint コネクタは「基本ツール」ではなく「コネクタ」タブ にあります。


実際の画面いまのツール追加画面。コネクタで絞ると、Outlook や Teams と一緒に SharePoint も出てきます
▲ いまのツール追加画面。コネクタで絞ると、Outlook や Teams と一緒に SharePoint も出てきます

4-2. Create item の設定

次の項目を入力します。

  1. Site Address:対象の SharePoint サイトを選択(プルダウン)
  2. List Name:先ほど作った Tasks リストを選択
  3. Title → {taskName}
  4. DueDate → {dueDate}
  5. Status(任意) → 「未着手」など固定値を入力

Site Address と List Name を選択した時点で、リスト列(Title、DueDateなど)が展開されます。
ここで適切に値が入ると、そのままリストにアイテムが登録されます。


実際の画面別のデモで、ツールとして追加した SharePoint の Create item。Site Address と List Name はカスタム値で固定しておい
▲ 別のデモで、ツールとして追加した SharePoint の Create item。Site Address と List Name はカスタム値で固定しておいた


5. 登録完了メッセージを返す

→ 関連記事:「【PowerAutomateDesktop Ver2.64】UI 地獄から解放される最高なアップデート」

ユーザーへ処理完了を返すためのメッセージノードを追加します。

  1. 「+」→「メッセージを送信」
  2. 次のように入力:

    タスク「{{taskName}}」を登録しました。

変数挿入はメッセージ欄の右側にある {x} アイコンから選択できます。

▶ スクショ挿入推奨(メッセージ内に変数を入れる操作)


6. テストと動作確認

右上の「テスト」を開き、次のように入力して動作確認を行います。

明日の朝までに「請求書送付」ってタスク追加して

正しく動作していれば、SharePoint リストに次のようなデータが追加されています。

  • Title:請求書送付
  • DueDate:解釈された日付
  • Status:未着手

▶ スクショ挿入推奨(テスト画面とSPOリストに登録された結果)


まとめ

Copilot Studio の操作は初めてでも、SharePoint の構造が分かっていれば大きく迷う部分はありませんでした。

今回のフロー作成を通して感じたポイントは次のとおりです。

  • SPO で作った列に対して、質問ノードからそのまま変数を割り当てられる
  • Create item の設定は最小限で済む
  • 会話形式で得た値が、適切な列構造のまま保存される
  • 入力フォームを作らなくても、データが安定した形で扱える

今後はタスク一覧表示や更新なども試していきながら、引き続き気づきをまとめていく予定です。

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※ 本記事は公開日時点の情報をもとに、筆者が実際に学んで試した内容を整理したものです。Copilot Studio の画面や仕様は更新されることがあるため、最新の状況は公式情報(Microsoft Learn)もあわせてご確認ください。

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