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🎯 条件分岐
Power Automateで「条件によって値を変えたい」というだけのシンプルなケースに、Condition(条件)アクションを使っていませんか?
値の切り替えだけなら、if() 関数1行で書けます。
「Conditionアクションを使うほどでもない小さな分岐」にぴったりのツールです。
今回は if() の書き方と使いどころを整理します。
Conditionアクション vs if()関数
値を変えるだけ → if() 関数
処理の流れを分岐させたい → 条件分岐アクション
nullチェックも必要 → coalesce と組み合わせる
if()関数の基本構文
書き方はとてもシンプルです。
if(
条件式, ← equals() / greater() などで判定
trueのときの値, ← 条件が成立したときに返る値
falseのときの値 ← 条件が成立しないときに返る値
)

具体例①:曜日を日本語に変換
今日が土日かどうかを判定して「休日」か「平日」かを返す例です。
if(
or(equals(dayOfWeek(utcNow()), 0), equals(dayOfWeek(utcNow()), 6)),
'休日', ← 土日(0=日曜 / 6=土曜)のとき
'平日' ← それ以外のとき
)
dayOfWeek() は日曜=0・土曜=6 を返します。or() で「どちらかが true なら」という条件にして、土日なら「休日」を返しています。
具体例②:空文字チェック
変数の設定で変数を使う場面では、空かどうかのチェックがよく必要になります。
if(
equals(variables('myVar'), ''), ← 空文字かどうかを確認
'未設定', ← 空のとき
variables('myVar') ← 値があるときはそのまま返す
)
variables() が空文字なら「未設定」を、値があればそのまま返します。
ただし null チェックには向いていないため、null が入る可能性がある場合は coalesce と組み合わせて使いましょう。
具体例③:ステータスの変換
boolean(true/false)の変数を、日本語のラベルに変換したいケースです。
if(
equals(variables('approved'), true),
'承認', ← approved が true のとき
'未承認' ← approved が false のとき
)
承認フラグが true なら「承認」、false なら「未承認」を返します。
Teams への通知やメール件名を動的に変えるときに特に便利です。
if()を「作成(Compose)」アクションで使う
if() 関数は「作成アクション」の式として書くのがおすすめです。
- 「作成」アクションを追加
- 入力欄の式エディターで
if()を記述 - 後続アクションから
outputs()('Compose')で結果を参照
Conditionアクションを追加するよりフローがスッキリします。
後続アクションでは outputs('Compose') で結果を参照できます。
2段階以上のネスト(if() の中に if())は可読性が落ちます。
複雑になってきたら Condition アクションへの切り替えを検討してください。
また、nullチェックが必要な場面では coalesce と組み合わせると安全です。

まとめ
今回は Power Automate の if() 関数について解説しました。
📋 この記事で学んだこと
if() はシンプルながら使いどころをおさえると、フローが格段に読みやすくなります。
小さな分岐には積極的に使ってみてください。
→ 次に読む記事:「【Vol.30】Power Automate:空欄のせいでフローが止まる問題を coalesce で解決する」


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