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🎯 Power Automate
Power Automateで配列データを扱うとき、「全件取得したけど必要なデータだけ使いたい」という場面、よくありますよね。
そこで活躍するのが【フィルターアレイ】アクションです。
「配列の中から条件に合う要素だけを残す」という処理を、式を書かずにGUIで設定できるので初心者にも優しいアクションです。
Power Automate でリストや配列を扱うとき、「全件取得したけど必要な行だけ使いたい」という場面が多くあります。
そんなときに使うのが「フィルターアレイ(Filter array)」アクションです。
フィルターアレイとは
条件に合うデータだけを配列から抜き出すアクションです。
イメージ:たくさん並んだ棚(配列)から、条件に一致する引き出しだけを残す。

設定手順
→ 関連記事:「【Vol.1】Copilot Studio × Power Automate × Word連携 つまずきポイント3選」
- 「フィルターアレイ」アクションを追加する
- 差出人(From):絞り込み対象の配列を選択
- 条件:左辺に値、比較方法、右辺に基準値を設定
覚えておく比較方法3つ
→ 関連記事:「Power Automate【変数の値を増やす】アクションの使い方を業務に役立つ具体的なフローで解説」
- 等しい(is equal to):完全一致で絞り込む
- を含む(contains):部分一致で絞り込む
- より大きい(is greater than):数値・日付の比較
実装例:SharePointの「会議」タイトルだけを抽出
→ 関連記事:「Power Automate:変数を使ってあいさつメッセージを送る方法。
変数の初期化と変数の設定。」
From:SharePoint「アイテムの取得」の value
条件:Title を含む 「会議」
結果:タイトルに「会議」が含まれる行だけが残る
Apply to each との組み合わせ
フィルターアレイで絞り込んだ後、Apply to each に通せば「必要な行だけに同じ処理を適用」できます。
- 一覧の取得(全件)
- フィルターアレイ(条件で絞り込み)
- Apply to each(絞り込んだ結果に処理を適用)
まとめ
- フィルターアレイ = 条件に合うデータだけを残すアクション
- From に配列、条件で絞り込み条件を設定する
- 等しい / 含む / より大きい の3つが基本の比較方法
実例を挙げると、SharePointリストから全件取得した申請データの中から「ステータスが承認待ち」のものだけを抽出したい場面です。
【フィルターアレイ】の入力に取得した配列を指定し、条件として「status」列が「承認待ち」と等しいを設定するだけ。
これだけで後続のアクションには必要なデータだけが渡されます。
高度な条件設定として「詳細モード」に切り替えると、ODataフィルター式を直接書けます。
たとえば`@equals(item()?[‘status’], ‘承認待ち’)`のような式で同じことができます。
GUIモードで対応できない複雑な条件(複数条件のAND/ORの組み合わせなど)は詳細モードを使うといいです。
注意点として、【フィルターアレイ】の出力は常に配列です。
条件に合う要素が1件だけであっても配列として出力されるため、後続で1件のデータとして扱いたい場合は`first()`関数を使って先頭要素を取り出す処理が必要になります。
まとめ
次の内容で設定します。
実際のPower Automate画面を見ながら確認してみてください。
📋 この記事で学んだこと
データの絞り込みをフロー内でできるようになると、後続処理がシンプルになります。
ぜひ活用してみてください。
→ 次に読む記事:「【Vol.21】ハマりがちな7つの問題と解決方法」


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