⏱ 5分
🎯 Power Automate
Power Automateで配列データを扱っていて、「複数の値をカンマ区切りで1つの文字列にまとめたい」という場面、ありませんか?
申請者の名前リストをメールに書いたり、タグをカンマ区切りで並べたりするときに必要になります。
そこで使うのが結合(JOIN)関数です。
Power Automate の「結合(Join)」アクションは、配列(複数の値の集まり)を1本のテキストにまとめるためのアクションです。
メール本文の箇条書きや、SharePoint の複数選択列の表示に使えます。
Join アクションの基本
Join は配列 → 文字列への変換を担います。
区切り文字を指定することで、好きな形式でつなげられます。
- 入力:配列(
['A', 'B', 'C']) - 区切り文字:
,(カンマ+スペースなど) - 出力:
A, B, C(文字列)

よくあるつまずき①:改行コードの罠
→ 関連記事:「【Vol.1】Copilot Studio × Power Automate × Word連携 つまずきポイント3選」
区切り文字に改行を入れたいとき、\n と書いても文字として扱われてしまいます。
解決策は、入力欄で実際に Enter キーを押して改行を入力することです。
よくあるつまずき②:オブジェクト配列はそのままJoinできない
→ 関連記事:「Power Automate【変数の値を増やす】アクションの使い方を業務に役立つ具体的なフローで解説」
配列の中身が [{"name": "田中"}, {"name": "鈴木"}] のようなオブジェクトの場合、直接 Join には使えません。
先に「選択(Select)」アクションで単純な文字列配列に変換してから Join します。
Select アクション
→ 出力:['田中', '鈴木']
Join アクション(区切り:、)
→ 出力:'田中、鈴木'
よくあるつまずき③:出力の型が変わる
→ 関連記事:「Power Automate:変数を使ってあいさつメッセージを送る方法。
変数の初期化と変数の設定。」
Join の出力は「配列」ではなく「文字列」です。
後続のアクションで配列として扱おうとするとエラーになります。
実務での使いどころ
- メール本文:複数の申請者名を「田中、鈴木、佐藤」とまとめる
- SP複数選択列:選択した値を読みやすく表示する
- エラー通知:複数のエラーメッセージを1つにまとめてTeams通知する
まとめ
- Join = 配列を1本の文字列に変換するアクション
- 改行は \n ではなく Enter キーで入力する
- オブジェクト配列は Select で変換してから Join する
- Join後の出力は文字列型になる
実際の例を挙げると、SharePointリストから複数の承認者名を取得して、「田中、山田、鈴木」のように連結したい場合、まず【Select】アクションで名前の列だけを取り出した配列を作り、その配列を`join(body(‘Select’), ‘、’)`に渡します。
これで「田中、山田、鈴木」という1本の文字列が完成します。
区切り文字は何でも使えます。
カンマ(`,`)、読点(`、`)、改行(`
`)、スラッシュ(`/`)など、出力先のフォーマットに合わせて変えられます。
特に改行区切りは、Teamsのメッセージで箇条書き風の表示にしたいときに便利です。
注意点として、`join()`に渡せるのは文字列の配列だけです。
数値の配列をそのまま渡すとエラーになります。
数値を連結したい場合は先に`string()`で文字列に変換するか、【Select】アクション内で型変換する必要があります。
まとめ
次の内容で設定します。
実際のPower Automate画面を見ながら確認してみてください。
📋 この記事で学んだこと
配列を文字列にまとめる処理は意外とよく出てきます。
`join()`をマスターするとフローの表現力が上がります。
ぜひ試してみてください。
→ 次に読む記事:「【Vol.13】Teamsチャットに1アクションで通知」


コメント