これならできそう!と言われたPower Automate講座の第一歩。

※このブログは個人の活動記録です。所属組織とは直接の関係はありません。

 

この2年間、Power Automateを社内に広めたいなと思って、Power Automate Desktopの教育を地道に続けてきました。

実は自分も非IT系のキャリアを積んできていて、PowerAutomateDesktopに触れたのが3年前。
クラウド版に触れたのは2025年からです。

だからこそ、初心者が「フローを一から作る」ことの難しさ、挫折しやすさは痛いほどよくわかるんですよね。
変数とか条件分岐とか、便利な機能はいっぱいあるけど、覚えることが多すぎて、途中で止まっちゃう人が結構いて。自分もそうでした。。

それなら、

まずは受講者にサンプルフローを配りそれを「使ってもらう」ことから始めてみよう

と方針を変えてみました。

そして今回の社内向けのPowerAutomate講座は、その新しいスタイルの第1回として開催したものです。

この講座シリーズでは、毎回サンプルフローを配布して、それを“使うだけ”でOKというコンセプトで進めていくことにしました。

 

「作る」じゃなくて「使う」から始めることで、Power Automateをもっと身近に感じてもらえれば大成功です

 

 

 

「作る」じゃなくて「使う」から始めた理由

これまでの講座では、いきなりフロー作成から入ってたんですが、初心者にはやっぱりハードルが高かった。

「難しそう」「自分には無理かも」っていう声もあって、せっかく興味を持ってくれたのに、そこで止まっちゃうのがもったいないなと。

今回は、配布したサンプルフローをそのまま使うだけでOKというスタイルにしてみました。
「これならできそう」っていう声が多くて、これは手応えあり。

まずは「使える」って思ってもらえることが大事だなと改めて感じました。

 

講座時間を短くした理由と反応

そしてもうひとつ、今回大きく変えたのが講座時間。

これまでは1時間以上の講座がほとんどだったんですが、今回は25分だけにしてみました。

話す内容も、本当に必要なことだけに絞って、あれもこれも詰め込まないように意識。

「これだけでいいのかな…?」と不安になるくらいシンプルにしたんですが、結果的にはこれが大正解でした。

 

 

アンケートでも、

「短時間でサクッと学べるのがありがたい」

「業務の合間に参加できるので、気軽に申し込めました」

「内容がコンパクトで、集中して聞けました」

といった声が多く、時間の短さが参加のハードルを下げることにつながったと実感しています。

 

準備の裏側:地味だけど、けっこう大変だった

初心者向けにするって決めた時点で、資料の作り方を根本から見直すことに。

「どこまで説明するか」「どこまで削るか」っていうのが本当に悩ましくて、便利な機能が多いぶん、つい欲張っちゃうんですよね。

でも、それをやると重すぎる。
だから思い切って削る。
「これだけでいいの?」って自分でも不安になるくらい、シンプルにしました。

たとえば言語設定の説明。
英語UIのまま使ってる人が多いので、日本語に切り替えるだけでも「使いやすくなった」と感じてもらえる。
でも設定画面が変わることもあるので、スクショ撮り直したり、手順確認したり、地味に時間かかるんです。。

Teamsとの接続も、環境によって表示が違ったり、アクセス権の問題が出たりするので、社内テスト環境で何度も確認。
「この画面、みんなに見えてるかな?」って不安になりながら、何度も資料を修正しました。

話すスピードもかなり気を使いました。

「さすがに遅すぎるかな?」って思うくらいゆっくり話したんですが、アンケートでは「ちょうどよかった」っていう声が多くて、ホッとしました。これも意外な発見。

話すテンポは遅すぎるぐらいでちょうど良いんだなと実感しました

 

参加者の反応と質問

今回の参加者からは、アンケートでいろんな声が返ってきました。印象に残ったのはこんな感じ:

「こんな講座を待ってた!初心者向けって言っても、実際は難しいことが多いけど、今回は本当にわかりやすかったです。」

「ゆっくり丁寧に進めてもらえたので、これなら続けられそうって思えました。30分っていう時間もちょうどよかったです。」

「サンプルフローをそのまま使うだけでも、業務に役立ちそう。『作る』じゃなくて『使う』から始めるっていう考え方、すごくありがたいです。」

こういう声をもらえると、やっぱりやってよかったなって思います。

講座後には、Teamsのチャットで個別に質問ももらいました。たとえば:

  • 「Teamsとの接続って、どこで確認するんですか?」
  • 「言語設定って、どこで変えるんでしたっけ?」
  • 「サンプルフローって、どこまで触っていいんですか?」

こういう質問が出ると、「やっぱり初期設定って大事だな」と実感します。

講座の中で触れた内容が、ちゃんと実践につながってるのがわかる瞬間です。

少しでもPowerAutomateに興味を持って参加してくれた人を、しっかりフォローしていければと思ってます。

 

 

 

自分の中で残ったもの

今回の講座を通じて感じたのは、「最初の一歩をどう届けるか」が本当に大事だってこと。

参加するまでの心理的なハードルを徹底的に下げて、「できそう」って思ってもらえるような設計にする。
それが、社内でPower Automateを広げていくための鍵になると思っています。

 

これから

講座は25分。
短い時間だけど、伝えたいことはちゃんと伝えられたと思います。

「作る」じゃなくて「使う」から始める。

この方針が、少しずつ社内に浸透してきてるのを感じています。

次回は「使う」ステップをもう少し深めていく予定。
焦らず、でも確実に。Power Automateをもっと身近なものにしていくために、自分自信も楽しみながら社内推進を進めて行ければと思います(*^^*)

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