PowerApps未経験者がCopilotを活用してPPECでアプリを紹介した話

業務改善 × Power Automate

※この記事は、Power Apps Advent Calendar 2025 12月11日 担当分の記事です。

@youseibubu さん ありがとうございます!アドベントカレンダー参加させて頂きます!

本記事はPowerAppsの技術的な内容ではなく
「Power Apps未経験者が試行錯誤をしながらCopilotを使って学び、アプリを作り、PPECで登壇した話」 をまとめています。

実体験をご紹介していきます!

登壇の背景ときっかけ

 

PPEC(Power Platform Enterprise Community)は、企業でPower Platformを活用する人たちが集まるコミュニティです。
↓過去のイベントの様子

PPEC関ヶ原の様子(Micorosoft公式記事)

 

現場での実践事例やTipsが共有される場で、登壇者の皆さんのレベルはとても高いです。
(実際非常に高く、勉強になる事例ばかりでした)

 

そんな場所で、非IT出身の自分が登壇するなんて、少し前までは想像もしていませんでした。。

これまで2023年からPowerAutomateをメインに社内推進に取り組んできました。

なので、PowerAppsは未経験。

さらにPPECという大きなコミュニティへの登壇ということで、
自分が登壇しても良いものか、、、と迷いも正直ありました。

でもきっかけは、社内でPower Automate講座を定期的に開催している中で、
「PowerAppsでもっと受講者にとって便利な仕組みを作りたい」と思ったこと。
そして、PPECの地元開催という条件が重なり、
「このタイミングで登壇しないと、ずっとPPEC登壇(現地)では登壇できないだろうな、、、」という感覚が背中を押しました。

PPECのようなPowerPlatformのイベントで、いつかは登壇してみたいな~という気持ちがずっとあったんでしょうね。

 

 

アプリの目的と機能

 

今回作ったのは、
社内で開催しているPower Automate講座の受講者が、自分の受講状況を確認し、次にどの講座を受けるべきかを簡単に把握できるアプリです。
(社内情報や機密保持のため、スクショの掲載は控えます)
Appsの機能はこんな感じです:
  • 講座受講の一覧表示
  • 次に受講すべき講座の提案
  • 講座一覧の確認
  • Power BIで「受講による業務効率化貢献度」を表示

 

受講後アンケートの回答をトリガーにサンプルフローが格納されているZipファイルを自動送信し、
その実行履歴をSharePointで管理、Power BIで業務効率化時間を見える化する仕組みを構築しました。

以下が受講→効果の見える化までの流れです。

 

  1. 受講
    • 受講生が PowerAppsで講座を受講
  2. アンケート回答
    • 講座終了後、Microsoft Formsで受講後アンケートに回答
  3. トリガー起動
    • Formsの回答をトリガーに、Power Automateのフローが起動
  4. Zipファイル送信
    • フローが、講座で使用する Zipファイルを受講生に自動送信。
  5. 実行履歴の記録
    • フローの実行結果(受講者名、送信日時、Zipファイル種類など)を SharePoint Online(SPO)リストに記録
  6. 効率化時間の計算
    • SPOリストに格納されたデータを基に、
      業務効率化時間 = (Before時間 – After時間) × 実行回数 ÷ 60
      を算出。
  7. Power BIで可視化
    • SPOリストのデータを Power BIで集計・分析し、
      • 講座別効率化時間
      • 受講者別ランキング
      • 全体累計(KPIカード)
        をグラフで表示。

以下が上記の内容を実装した流れです。

 

1. データの基準

  • 受講者が作成したフローの種類
    → 例えば「メール通知」「ファイル自動保存」「承認プロセス」など。
  • 業務で発生する作業時間(Before)
    → 例:手動でやると1回あたり10分。
  • 自動化後の作業時間(After)
    → 例:フロー実行で1分。
  • 実行回数(Frequency)
    → 例:月に30回。

 


2. 計算式

効率化時間(年間)を次の式で算出しました。

効率化時間(分) = (Before時間 - After時間) × 実行回数
効率化時間(時間) = 効率化時間(分) ÷ 60

さらに、年間換算する場合は:

年間効率化時間 = 効率化時間(時間) × 12

 

 


3. 出力の仕組み

  • SharePointリストに格納する項目
    • フロー名
    • Before時間(分)
    • After時間(分)
    • 実行回数(1か月)
    • 効率化時間(時間)
    • 年間効率化時間(時間)
  • Power Automateで計算
    • 「変数の設定」アクションで計算式を実装。
    • 実行後、SharePointリストに「効率化時間」を書き込み。
  • Power BIで可視化
    • 集計して「講座全体の効率化時間」「受講者別ランキング」「フロー別効果」をグラフ化。
    • KPIカードで「累計効率化時間」を表示。

 


4. 表示イメージ

  • Power BIダッシュボード
    • 円グラフ:フロー別効率化時間の割合
    • 棒グラフ:受講者別効率化時間
    • KPIカード:全体累計(例:年間で1,200時間削減)

 

PowerAutomate講座の受講 → 効果の見える化までを繋ぎました

Copilotを“最良の先生”として使った学び

 

Power Appsは初めてだったので、最初は「どこから手をつければいいの?」という状態でした。

そこで頼ったのがCopilotです。

 

Copilotに質問しながら、関数の書き方やSharePoint連携、Power BIの埋め込み方法を学び、自分で手を動かしながら実装しました。

ここで強調したい(気づいたこと)のは、

Copilotは代わりに作ってくれる魔法のツールではなく、ヒントをくれる先生だったということです。

 

質問しながら進めることで、学びのスピードが圧倒的に速くなる感覚がありました。

「この関数で条件分岐したいけど、どう書けばいい?」と聞けば、すぐに答えが返ってくる。
その答えを見て、理解して、自分で手を動かす。こういうやり取りが、まるでマンツーマンのレッスンのようでした。

ただ、Copilotの回答通りにやっても、実際の手順が違うことは多々あります。

Copilotが提案した内容を「しっかり理解した上で実装する」
当たり前のことですが、Copilotを活用する上で大事なことだと感じました。

 

苦労したポイント

先程も書きましたが、

一番苦労したのは、Copilotの回答と実際の操作のズレでした。

「言われた通りにやっているのに動かない」という場面が何度もありました。

たとえば、関数の構文を教えてもらってそのまま貼り付けても、エラーが出ることがあるんです。(今考えれば当然のことですが、、)

最初は「え?なんで?」と焦りました。
でも、ここで気づいたのは、Copilotは万能ではないということ。

回答はヒントであって、必ずしもそのまま動くわけではない。
だからこそCopilotを使いながら「なぜこうなるのか」を自分で調べる習慣がつきました。

公式ドキュメントを読んだり、実際に値を変えて試したり、エラーの原因を探る過程で理解が深まっていきました。

 

このプロセスは、最初は面倒に感じるかもしれません。
でも、振り返ると、「うんうん唸りながら考える」この試行錯誤の時間こそが学びの本質でした。
丸投げして「全部やってもらう」ではなく、ヒントをもらって自分で手を動かす
このスタイルでCopilotの会話を重ねることが、スキルアップの速度を一気に上げてくれました。
だから今は、Copilotを「最良の先生」だと思っています。
先生は答えを全部やってくれるわけじゃない。でも、正しい方向を示してくれる。
Copilotも同じで、質問すれば必ずヒントをくれる。
そのヒントをどう活かすかは自分次第。
この経験を通じて、「学びながら作る楽しさ」を強く感じました。

Copilotとの向き合い方を少し変えるだけで、一気にアプリの作成が楽しくなってきました!

 

PPECで紹介したときの反応

登壇は緊張よりもワクワクが勝っていました。
「Copilotでここまでできるんだ!」という驚きの声や、参加者がうんうんと頷いてくれる場面が多く、「登壇して良かったな~」と感じました。
会場の雰囲気は文化祭の準備感に近く、みんなで盛り上がる空気が心地よかったです。
懇親会では、他社の担当者さんと「地域コミュニティを作りたい」という話で盛り上がり、次の挑戦への期待がさらに高まりました。

まとめ ~登壇後の気持ちと次の挑戦

 

登壇することはハードルが高かったですが、ポジティブなフィードバックをたくさんいただけて、「やってよかった」と心から思いました。
そして、次の挑戦に向けても動き始めています:
  • 社内コミュニティの立ち上げ(2026年2月/第1回MeetUp開催予定)
    社内のPowerPlatoform同好会メンバーの楽しみながら進めています。
    やって良かった!と思える社内イベントになったらいいなー

 

  • 地域コミュニティの立ち上げ(2026年3月予定)
    地域コミュニティは、PPECで出会った他社の担当者さんと連携して進める予定で、今から楽しみです。

 

  • こういう場があることで、誰かの「やってみたい」という気持ちが形になる。
    それが次の誰かの挑戦を生む。そんな循環を広島から少しずつ作っていきたいと思っています。

 

自分が動き出すきっかけをくれたPPECに感謝です!

以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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