PowerAutomate講座でフローを「使うだけでOK」にした理由-講座設計メモ

業務改善 × Power Automate

Power Automateの社内講座を続けていく中で、「どうすればもっと気軽に参加してもらえるか?」についてメモ。

これまでの講座では、フローを“作る”ところまで取り組んでもらっていたんですが、どうしても難しさを感じる方が多くて。

今回はその反省も踏まえて、「使うだけでOK」というスタイルにしてみたんです。
(※使うだけスタイルの詳細は後述しています)

この記事では、その背景や講座設計の工夫、参加者の反応などを、メモ書き程度ですがまとめておこうと思います。

 

 

きっかけは「作るのがしんどいかも」という気づき

 

今回のPower Automate講座は、「使うだけでOK」にしてみました。

これまでは、参加者がフローを“作る”ところまで取り組むスタイルだったんですが、どうしてもそこがハードルになっていたように感じていて。

 

非ITの方にとっては、変数や条件分岐といった言葉が出てくるだけで、身構えてしまうこともあるんですよね。

講座の中で説明しても、手を動かすタイミングで止まってしまう方が多かった印象があります。

「作る」ことが目的になってしまうと、本来のゴールである「業務改善のきっかけをつかむ」から離れてしまう気がして。

それなら、まずは“作る”を手放してみるのもありかなと思い、
今回はあらかじめこちらで作ったフローを配布して、参加者にはそれを“使うだけ”にしてみました。

 

「作る」と「使う」の違いって?

 

Power Automateを初めて触る方にとって、「作る」と「使う」の違いって、意外と伝わりづらいかもしれません。
なので、ここで少しだけ整理してみますね。
「作る」というのは、ゼロから自分でフローを組み立てること。
たとえば、「このメールが届いたらExcelに記録する」とか、「Formsの回答が来たらTeamsに通知する」といった動きを、自分で設計していくイメージです。
そのためには、条件分岐や変数、トリガーなどの仕組みを理解する必要があります。
一方で「使う」というのは、すでに誰かが作ったフローを、自分の環境で動かしてみること。
講座で配布したZip形式のフローをインポートして、接続だけ設定すればすぐに動かせるようにしてあります。

設計は不要で、「このボタンを押すとこうなるんだな」と体験してもらうことが目的になります。

今回の講座では、この「使うだけ」の体験を重視してみました。

まずは「動いた」「できた」という感覚を持ってもらうことが、次のステップにつながると思ったからです。。

いきなり「作る」から始めると、難しく感じてしまう方が多いので、最初は「使うだけでもOK」と伝えてみることにしました。

講座設計の工夫:FormsとZipフローの組み合わせ

 

今回の講座では、Formsでアンケートに回答してくれた方に、Zip形式のPower Automateフローを自動配信する仕組みを用意してみました。

参加者は「配られたものを使うだけ」でOKという設計です。
講座の中では、フローを受け取って中身を見てみるところまで。実行は講座後にフォローする形にしています。
この設計にしたことで、講座時間も短くできましたし、参加のハードルもぐっと下がったように感じました。

とにかく講座に参加してもらうためのハードルを低くすることに集中して講座設計しました

「作らなくていい」「使うだけでいい」という安心感があることで、講座に入りやすくなったのではないかと思います。

アンケート結果から見えたこと

 

講座後のFormsアンケートでは、「参加しやすかった」「ハードルが低くて助かった」という声が多く寄せられていました。

「短時間で終わるのがよかった」「内容がシンプルで安心できた」といったコメントもあり、今回の設計が参加者にとってちょうどよかったことが伝わってきました。

時間は25分間に設定して、忙しい人でも参加してもらえるようにしました

 

とくに短時間での開催が好評でした。

“使うだけ”というスタイルが、初めてPower Automateに触れる方にとって、入り口としてちょうどよかったのかもしれません。

また、「実行は後日でもいい」と伝えておいたことで、講座中に焦ることなく、落ち着いて取り組めたという声もありました。
このあたりは、今後の講座設計にも活かしていけそうです。

「できた」より「始められた」を大事

 

講座の目的は、フローを完璧に作れるようになることではなく、「業務改善のきっかけをつかむこと」だと考えています。

 

そのためには、まず「できた」「動いた」という体験を持ち帰ってもらうことが大事。
今回のように“使うだけ”でも、その体験は十分に得られると思います。
むしろ、最初の一歩としてはその方が自然ですし、安心して取り組めるはずです。
非ITの自分だからこそ、初心者の気持ちがよくわかります。
「難しそう」「自分には無理かも」と感じる気持ちも、よく知っています。
だからこそ、「使うだけでもOK」と言える講座をつくってみました。
アンケート結果を見て、やってみてよかったなと感じています。

次回に向けてのメモ

 

今回の講座は、“入り口”としての設計でした。
将来的には、「使ってみたあとに、少しだけ作ってみる」ようなステップも検討してみようと思っています。
いきなり全部を理解しようとするのではなく、少しずつ慣れていく。
このメモは、次回の講座づくりにも活かしていくつもりです。
これからも「安心して始められる講座」を届けていけたらと思っています。

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