Copilot Cowork があれば Power Automate は不要なのか? ― Power Automate 好きの私が「分業が正解」と感じた理由

★★☆ 実務向け ⏱ 10分で読める 🤖 Copilot Cowork ⚙ Power Automate

 

Copilot Cowork 。

もともとClaudeCodeを使って遊んでいましたので、Micorosoftの推し活をしている私にとってはCopilot Cowrkの登場は衝撃的かつ非常に嬉しい知らせでした。

ただこんな一抹の不安もよぎりました。

 

(CopilotCowork があれば、Power Automate はもう不要なのでは?)

 

私は普段から Power Automate を使って業務自動化をしている、いわゆる Power Automate 大好き人間です。

だからこそ、Copilot Cowork の話を聞いたとき、正直こう思いました。

 

「 Power Automate の出番はなくなるのでは?」

CopilotCowork(Purview)を使ってみた結論から言うと、私の答えは NO です。

ただし、これからは「これまでと同じ役割のまま」ではないなと感じています。

 

 
📌 この記事の結論 Copilot Cowork と Power Automate は競合ではなく、
役割を分けて使う“分業”が正解です。というのが結論!
 
今回はこのあたりの内容について私の個人的な見解をまとめていきたいと思います!
ではスタート!
 

それぞれの役割を、まずは整理する

CopitCoworkを触り始めたとき、私の頭はやや混乱しました。

混乱の原因は、「CopilotCowork も Power Automate も“自動化っぽい”」ことです。

 

(、、、これもうPowerAutomate要らなくね??)

 

ですが、実際に触ってみると得意分野はかなり違います。

 

観点 Copilot Cowork Power Automate
判断・整理 ◎ 得意 △ 苦手
定型処理 ◎ 得意
再現性・安定性 △(状況依存) ◎(設計どおり)

 

Copilot Cowork は、 「今の状況を見て、何をすべきか判断する」のが得意です。

一方で Power Automate は、 「決めた手順を、毎回同じように、確実に実行する」のが得意です。

ここを混ぜて考えると、「どっちを使うべきか分からない」になります。

逆に分けて考えると、一気にスッキリします。

 

ここの役割の切り分けが大事。めちゃんこ大事。

 


具体例:会議後フォロー業務で考えてみる

ここからは、私が実際に試した(想定した)業務を例にします。

多くの人が共感しやすい 「会議後フォロー」です。

 

  • 会議内容を思い出す
  • 決定事項・宿題を整理する
  • 誰に共有すべきか考える
  • Teams に投稿する
  • 資料を保存する

 

この中で、人が悩むポイントはどこでしょうか。

実は「Teams に投稿する」「ファイルを保存する」ではありません。

一番時間を使うのは、 「何を、誰に、どの粒度で共有するか」 ここは判断が必要です。

 

  • 会議内容を思い出す
  • 決定事項・宿題を整理する
  • 誰に共有すべきか考える (←ここ!!)
  • Teams に投稿する
  • 資料を保存する

 

だから私は、この部分を Copilot Cowork に任せました。

 

仮想の会議のトランスクリプトからCopilotに指示

まずはシミュレーションとして、以下のような仮想のteams会議のトランスクリプトがあるとします。

サンプル会議文字起こし

会議名:週次定例 – DX推進チーム(2026年4月3日)


【参加者】
田中(司会)、鈴木、佐藤、山本

---

田中:では始めます。今日は3点確認したいと思います。
   まず先週のPower Automate研修の振り返りから。

鈴木:はい。先週の研修は参加者が45名で、
   アンケート結果は満足度82%でした。
   ただ「ハンズオンの時間が足りない」という声が
   複数ありました。

田中:ありがとうございます。次回は時間配分を
   見直す必要がありそうですね。
   →【決定事項】次回研修はハンズオン時間を
    10分延長する

佐藤:あと資料についてなんですが、
   SharePointに上げたはずなのに
   「見つからない」という問い合わせが
   3件ありました。

田中:それは共有リンクの設定ミスかもしれないですね。
   佐藤さん、確認お願いできますか?
   →【宿題:佐藤】SharePointの共有設定を確認・修正
    期限:今週中

山本:次のアジェンダに移っていいですか。
   社内コミュニティの立ち上げについてです。
   来月キックオフを予定しているんですが、
   告知をそろそろ始めたほうがいいと思っています。

田中:そうですね。告知文の草案は誰が作りますか?

山本:私が叩き台を作ります。
   →【宿題:山本】コミュニティ告知文の草案作成
    期限:来週月曜

田中:ありがとうございます。
   チーム全体への共有はTeamsの全体チャンネルで
   お願いします。

鈴木:最後に確認ですが、次回の定例は
   来週同じ時間でいいですか?

田中:はい、同じ時間で。以上で終わります。

---

【まとめ】
■ 決定事項
 ・次回研修のハンズオン時間を10分延長

■ 宿題
 ・佐藤さん:SharePoint共有設定の確認・修正(今週中)
 ・山本さん:コミュニティ告知文の草案作成(来週月曜)

■ 次回定例
 ・来週同じ時間

このトランスクリプトが保存されている前提でCopilotCoworkに以下のように指示してみます。

以下の会議文字起こしをもとに、 決定事項・宿題・共有文案を整理して、 SharePointリストに登録してください。
 
【文字起こし】 (↑上のテキストを貼り付け)

 

 

🖼 スクショ①:Copilot Cowork に会議内容を整理させた画面 会議名を指定し、決定事項・宿題・共有用の文章案を作成。SharePoint リストへの登録までCopilot Coworkに任せた画面

 

Copilot Cowork は、会議の文脈を理解した上で、
・「これはチーム全体に共有すべき」
・「これは担当者向け」
といった判断まで含めた文案を出してくれます。

さらに、その判断結果をそのまま SharePoint リストに登録してもらいました。
判断・整理・登録まで、ここはAIに全部任せてしまいます。

この “考える部分” は、正直 Power Automate には向いていません。
(と言うかできない。無償版では)

 

✋ ここで私が確認する

SharePoint リストに登録された内容を私が確認して、OKなら Power Automate を手動でキックします。
この「自分が確認してから実行する」という一手間が、AIと人の責任の切り替えポイントです。


Power Automate が活躍するのは「その後」

一方で、文案が決まったあとの処理はどうでしょうか。

SharePoint リストに登録された内容をもとに、Teams に投稿する、担当者に個別通知する。
ここは 毎回ほぼ同じ手順です。 私はこの部分を手動トリガーで Power Automate に任せました。

 

🖼 スクショ②:Power Automate のフロー全体 SharePoint リストを起点に、Teams 投稿・担当者への個別通知を行う手動トリガーフロー

 

Power Automate の良さは、 誰が実行しても、同じ結果になることです。 ここは Power Automate 好きとして、やはり安心感があります。 ログも残るし、失敗したら再実行もできる。

 

 

ここで少し踏み込んで、「なぜ Power Automate である必要があるのか」を整理しておきます。

でもここまで進んでくると、こんな疑問出ませんか?

 

(ログを残す。失敗時の再実行なら、CopilotCoworkに任せればいいんじゃね?)

 

確かにそうなんですが、私としては以下の理由が
CopilotCoworkと併用してPowerAutomateを使う最大の理由だと考えています。

それは、、、

📌 Power Automate を使う最大の理由

実行の責任を AI から切り離せる ことです。

Copilot Cowork は「判断」がとても得意です。
何を共有するか、誰に伝えるか、どのトーンが適切か。
こうした 文脈に依存する判断は、AI に任せる価値があります。

一方で、その判断結果を「実行」するフェーズでは、
私はあえて AI から一段切り離したい と感じました。

SharePoint リストが、AIの判断と人の実行の境界線です。
私がリストを確認して手動でキックした瞬間、
そこから先は 人が設計した処理として扱えます。

つまり責任の所在を完全に”人”に移すことができます。

どんな業務も最後は人の責任において遂行される必要がある。

これはどんな優秀なAIが登場しても、普遍的なプロセスだと思います。

 

💡 Power Automate 好きとしての本音

Copilot Cowork は「考える相棒」としてとてもとてもとても優秀です。

でも、 業務を”確実に回し続ける役” は、 これからも人が設計した Power Automate に任せたいと感じました。

 

(でも Copilot Cowork も実行前に許可ボタンが要るよね?それも同じじゃない?)

 

確かに、Copilot Cowork も実行前に人の許可が必要です。
その意味では「人が最後に判断する」という点は同じです。

ただ、承認の“質”が違います。

Copilot Cowork の許可ボタンは、「AIが提案したことを都度承認する」行為です。
Power Automate の手動トリガーは、「人が設計した処理を意図的に起動する」行為です。

承認する対象が、AIの判断か・人の設計か。ここが本質的な違いです。

💡 むしろこれが正解

Copilot Cowork も、Power Automate も、実行前に必ず人の判断が入る設計になっています。

AIがどれだけ優秀になっても、この「人が最後に判断する」というプロセスは守られている。
だからこそ、どちらも安心して業務に使えるのだと思います。

 

新しい応答を受信しました

 

 

この切り分けを意識すると、
AI を使うことへの不安が一気に下がります。

そしてAIに懐疑的な人たちにも安心感を与えられます。


Power Automate は不要にならない。役割が変わるだけ

Copilot Cowork を使ってみて、私はこう感じました。

「Power Automate は不要にならない。ただ、役割がはっきりした」

AI に判断を任せ、 人が決めた(あるいは AI が提案した)内容を、
確実に実行する役として、Power Automate はこれからも必要です。

✅ 安定する分業
Copilot Cowork:判断・整理・提案
Power Automate:実行・記録・通知
 

仲良く手を取り合って仕組みを構築することで、より盤石かつ安心できる業務フローが構築できりはずです。

まとめ

「Copilot Cowork があれば Power Automate は不要なのか?」という問いに対する、 Power Automate 好きの私の答えはこうです。

不要にはならない。分業すると、むしろ価値がはっきりする。

AI に任せるところ、人が(またはフローが)担うところを分ける。

そうすることでで、業務も、運用も、大きく変えていきたいですね。

それにしてもCopilotCoworkが担う将来の業務プロセスの進化はわくわくしますね^^

※この記事のスクリーンショットは、実際の検証環境で取得しています。 UI や挙動は今後変更される可能性があります。

 

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